【ロング鼎談第二弾】小池貞利(the dadadadys)×橋本薫(Helsinki Lambda Club)×モリタナオヒコ(TENDOUJI)
モリタナオヒコ(TENDOUJI)、小池貞利(the dadadadys)、橋本薫(Helsinki Lambda Club) Photo:小杉歩

Text:小川智宏 Photo:小杉歩



4月に本サイトに掲載した 座談会(https://lp.p.pia.jp/article/news/353350/index.html) から約3カ月。その中で話されていた、the dadadadys、TENDOUJI、Helsinki Lambda Clubによるスリーマンライブが、東名阪のツアーとして開催されることが決定した。

よくこういう取材で「一緒にライブやろう」みたいな話になることはあるが、こんなにすぐに決まるとは思っていなかった。もともと盟友どうしで付き合いも長い3組による対バン、おもしろくならないわけがないのだが、改めて、なぜ彼らは今こういうツアーをやろうと思ったのか。3組それぞれに全力で活動をしてきたこの期間のことを振り返りつつ、ツアーに向けた意気込みを、言い出しっぺの小池貞利、モリタナオヒコ、橋本薫の3人に訊いた。



――前回、この3人で座談会をやったときは、なんとサダくんが1時間遅刻して。



モリタ 確かに。



小池 ……そうでしたっけ?(笑)



――まあ、そのおかげでむしろおもしろいものになったんでよかったんですけど(笑)。その座談会で「スリーマンをやろう」という話が早くも現実になりました。そのライブに向けていろいろ話せればと思うのですが、まずはこの3カ月の間、3バンドそれぞれにいろいろあったと思うので、そこから伺えればと思います。まずthe dadadadysは、前回話にも上がったツアー『坊』が始まりまして。この取材時点ではあとファイナルを残すのみというところですが。



小池 はい。怒り散らかしてます、ライブで。



――いつの間にかツアータイトルに『怒りの7本シリーズ』って副題が付いてましたね(笑)。



小池 そう、『怒りの7本シリーズ』。ずっと怒り散らかしてました。それはさびしいから怒ったりするんですけど、みんなが温かいから、意外と怒りがだんだん減ってきました。やっぱり優しいお客さんが多いんで、この子たちには怒っちゃダメだなって思いながらやってますね。でも自分に対しては怒ってます。自分自身と頭の悪い世間に対して。



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小池貞利(the dadadadys)

――バンドのコンディションはどうですか?



小池 ライブは別に、何だろうな。俺の中ではお客さんが楽しんでくれて、お客さんの反応とこっちの出したいものと、それがうまい具合にフュージョンしてちょっとカオスな空間になるのが楽しいな、というぐらいなので。俺が本当にしたいのは音楽を作ることで、音楽作ってる時が一番楽しいので、次は1トラックに10曲ぐらい詰めてシングルにしてリリースしたいなと思ってます(笑)。



――いいですね。30~40分ぐらいの1トラックで。



小池 いや、もう10分ぐらいの。



――10曲詰め込んで10分(笑)。楽しみにしてます。TENDOUJIはアルバムを出して、こちらもツアーをやって。



モリタ はい。本当は6月29日のリキッドルームで終わる予定だったんですけど、ちょっと年齢もあってケガをしちゃって。



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モリタナオヒコ(TENDOUJI)

――はい、アサノさんが網膜剥離で手術をされたと。



モリタ それでちょっと延期の箇所が出てきて。結局ファイナルが札幌公演という初めての試みになりました。



――アルバム、ご自身の手応えはどうですか?



モリタ なんかすごくいい感じですね。ライブやっていても、お客さんが育ててくれて、アルバムが完成に向かっている感じがします。



――サダくんと橋本くんのふたりはあの『TENDOUJI』というアルバム、どうでしたか?



小池 今日ここに来るときも聴いてたんですけど、もうこの道やらせたらすばらしいよなっていう。

ある種の伝統芸みたいになっていけばいいなって思いますね。セルフタイトルなのもいいし。俺ももしtetoが続いてたらいつかセルフタイトルをやろうと思ってたんですけどね。



モリタ そうなんだ。



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小池 いいタイミングでセルフタイトルっていうの、いいですよね。



――the dadadadysでセルフタイトルのすげぇの作ってくださいよ。橋本くんは?



橋本 やっぱりTENDOUJI印はありつつも……今回はナオくん(モリタ)を出してきたよね?



モリタ 出てる?



橋本 新しくやりたいこともちゃんと入れてきて、でもTENDOUJIっていう枠の中でうまく調理してる感じっていうのがすごく新鮮で、この先も楽しみだなって思える感じですね。



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橋本薫(Helsinki Lambda Club)

――お客さんから「10周年おめでとう」みたいなムードって出てるんですか?



モリタ それが意外とないっすね(笑)。あるんですけど、やっぱりライブをしすぎてて……。



小池 新鮮さが?



モリタ ありがたみがない。



小池 そんなことないでしょ(笑)。



モリタ もうちょっと祝いムードのイベントも一発ぐらいやりたいなと思ってますね。



――the dadadadysとTENDOUJIは大阪のPangeaで対バンもしてましたよね。あれ、いつでしたっけ?(4月25日開催の「Pangea 13th Anniversary -agartha20240425-」)



モリタ もう全然覚えてない(笑)。



小池 いや、ちょっとねえ、昔のことはなるべくすぐ忘れるようにしてるんで……。



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――さすが、今しか見てないからな。



小池 昨日まで全部黒歴史で生きてるので、基本的に。



橋本 生きづらいな(笑)。



小池 今日も「どうせ明日になったら黒歴史になるんだろうな」と思いながら生きてるので。



――で、明日のことはわかんねえしっていう。



小池 明日のことは明日。でも楽しかったのは覚えてます。



――そしてHelsinki Lambda Clubはなんといっても初のUKツアーがありました。



橋本 はい。

海外に行った中でも今までにない不安というか、受け入れられるかな、みたいな感じは結構持った状態で行きましたけど、蓋開けてみたらめちゃくちゃ盛り上がったし、すごい伝わってる感じがしたんで、めちゃくちゃいいツアーでした。



――いちばんメモラブルな瞬間って何でした?



橋本 いろいろあったんですけど、初日ロンドンでやったときも、なぜかというとあれですけど、ソールドアウトして。



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モリタ へえ、すごいな。



橋本 「え、なんでなんだろう?」みたいな。



モリタ そうなんだ。



橋本 別にそんな日本人がめちゃくちゃいるとかでもなくて。ちゃんと聴いている人がいて、そういうふうになるんだなってびっくりしたっていうのもありますし。で、「THE GREAT ESCAPE」の最終日も、わりと広めのステージだったんですけど、始まる前から人が並んでて、入場規制みたいになってて。マジで『BECK』みたいだった。



モリタ すごいね。



橋本 バンドやってるとたびたび『BECK』みたいな瞬間ってあると思うけど、その日もそうだった。あれは結構痺れましたね。



モリタ 素晴らしい。



――インスタとか見てたら、ちゃんとアビー・ロードで写真撮ったりしてましたね(笑)。



橋本 もう、おのぼりさん気分で行ってきました(笑)。



小池 それはやっとかないとね。



橋本 そういうのも含めて楽しかったですね。イギリスをいろいろ見ることができて。



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――サダくんとか、海外のあのフェスに出たいとか、あの街でライブやってみたいとか、そういうのってあるんですか?



小池 ライブはどうですかね。ちょっと疲れるからな(笑)。レコーディングだったら楽しそうですけどね。でも英語喋れないんで、あんまり。円滑にコミュニケーションができないとストレスになるんで。日本でおとなしくしてます。



モリタ TENDOUJIは今年アジアでライブやる予定ではあるんですけど、ポンドとドルが高すぎて。でもヘルシンキを見ていて、マジで嫌味なく、いちばんいいクラウドファンディングだなと思って。めっちゃ応援したくなった。「ロンドンに帰る」っていうストーリーがあるから。なんかうちもそういうやり方すればよかったなと(笑)。でも行きたいっすねえ。欧米はSXSWで行ってから行ってないんで。



――そんな中でスリーマンが10月に決まったということで。座談会のときはノリで話してる感じだったけど。



モリタ 本当、そうっすね。



――でも本当にやるんだなと(笑)。こんなすぐ決まるもんなんですね。



モリタ そう、俺もびっくりはしてて(笑)。Pangeaでダディーズと対バンしたときにそこにいるお客さんだけには言ったんですよ。「今度3バンドで来ますんで」みたいな。そしたらクソ盛り上がって、それにびっくりして「そんな?」って思ったんですけど(笑)。まあ、喜んでくれて、うれしいなって思いましたね。



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――じゃあTENDOUJIが音頭をとってってことなんですか?



モリタ いやいや、もう彼(小池)が。



――ああ、小池さんが。



小池 まあ、はい(笑)。やりたかったんで。説明は難しかったんですけど、周りの人が手伝ってくれたので。でも俺、バンドで結構自分が主体的に動いちゃうことが多いんで、今回は3バンドも集まるので主体的に動くのはちょっとサボろうかなとは思ってるんですけど。



橋本 それは思う。



小池 そうだよね。3人とも自分のバンドだと自分がいっちゃうもんね。だから、1回顔合わせたじゃん。で打ち合わせしたじゃん。ちょっとみんな、どこか手を抜こうとしてる感じはあったよね(笑)。



橋本 任せたいよね(笑)。



小池 そう、任せられるところは。



橋本 楽しみたいだけだから。



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小池 俺も楽しくやりたいからね、ちゃんと。いつもは来てくれる人が楽しめればいちばんいいかなと思うんだけど、今回は自分をもっと大切にしてみようかなと。



――なるほど(笑)。そうなると、誰が旗振るんですか? この3バンドが集まったときに。



モリタ そうなんですけど……yucco(the dadadadys/ds)だと思います(笑)。



橋本 ああー。



小池 うん。



モリタ ツアータイトル決めみたいなのをしたんですけど、みんなで候補出し合ってその中から選ぶぞってなってたんです。びっくりしたんですけど、俺らだけゼロでした。



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橋本 ゼロだったよね。手抜いてるなって思った。



モリタ さっそく手を抜いてた。でも(小池も)1個も考えてないって言ってたよね。



小池 まあ、俺もそうです。



橋本 俺いっぱい出したのに。



モリタ でもいいタイトルになりましたよね。



――タイトルは何になったんですか?



小池 「君ならスターになれるよ」。略したらいいんじゃないですか、「君スタ」って。



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モリタ 昔の歌番組みたいでね。



モリタ 3バンドでツアーに向けて写真撮ろうってなって、古い映画館だった場所で撮影したんですけど、そこの小窓にその文字が書いてあって、「もうそれでよくね?」っていう。



小池 いい言葉だなって。



――確かに。この3バンドでスリーマンは初めてなんですよね。



小池 そうですね。



――今までやろうっていう話もなかったんですか?



小池 その発想がなかった。



橋本 近すぎて、集まって何かやろうぜみたいな感じにならなかったよね。



モリタ なかったな、マジで。



――逆に、なぜ今やろうということになったんだと思いますか?



橋本 やっぱり(小池が)声を上げてくれたんで。やったら楽しいのは当たり前というか、それは決まってることなんで、じゃあ乗っかるかっていう。だから別にあんまり深く考えてないです。



――でも、たとえば3~4年前とかに「やるか」ってなってたとしても、こういうバイブスには絶対ならなかった気がするんですよね。



橋本 ああ、そうかもしれないですね。各々のモードとか考え方とかもきっと違っただろうしね。サダちゃんとかもうちょっとバチバチな感じだっただろうし。



小池 いやいやいやいや。



モリタ 間違いなくケンカになってたと思う。



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小池 そういえばあれなんですよ、前回の座談会でナオさんが俺の印象をめちゃめちゃ下げたから……。



モリタ 何を言ってるんですか。



小池 昨日群馬で後輩の子に会って「同郷だし仲良くしよう」みたいなことを言ったら、「話すまで怖い人だと思ってました」って言われたんですよ。こんな、バンド界一優しい人なのに。



橋本 それはどうかなあ。



モリタ ハリネズミのような男だったから。



小池 (笑)だからまあ、今になってできるということですね。



――今回の3公演を楽しく回りきれたら、また3組の関係性のフェーズも変わるんじゃないかなって気もします。もしかしたら1カ所ぐらいバチバチにケンカになるかもしれないけど。



モリタ ああ、いいっすね。あるんじゃない?



――名古屋大阪回って東京に戻ってきたときにどういう空気になってるのかも楽しみです。



小池 ちょっとギスギスしてたりしてね。



【ロング鼎談第二弾】小池貞利(the dadadadys)×橋本薫(Helsinki Lambda Club)×モリタナオヒコ(TENDOUJI)

――10月の開催なんでまだ少し時間はありますけど、どんな状態で、気持ちで、このツアーを迎えたいと今の時点では思っていますか?



小池 ちょっとね、俺は仕込みを大切にしたいんですよ。行き当たりばったりでやらないように。ただ「ライブがある」でやっちゃうともったいない気がするので。いろいろ仕掛けというか驚きというか、そういうのを……。



橋本 サダちゃんサプライズ好きだもんね。



小池 されるのは嫌いだけどするのは好き。やっぱりリスペクトがあるので、それをなんか還元できたらなって。



橋本 俺らが楽しみたいって言ってる以上はお客さんに対してもホスピタリティをちゃんとしたい気がするね。開場中の時間とかもさ。



モリタ はっはっは、優しい! マジで薫くんはそれが音楽に出てるわ。



小池 自分たちのツアーじゃやらないようなこと、この3バンドだからこそ生まれたホスピタリティをね。丁寧にやりたい。



【ロング鼎談第二弾】小池貞利(the dadadadys)×橋本薫(Helsinki Lambda Club)×モリタナオヒコ(TENDOUJI)

モリタ でもあれなんですよ、出順とかが難しくて。どこでどういう出順にするのか。



小池 当日ジャンケンでも……でもそれはホスピタリティないな。



――ホスピタリティって言いたいだけじゃん(笑)。10月までの間、3組ともいろいろ控えていると思いますけど、ダディーズはツアーが終わって、さっき10分1トラックでみたいな話もありましたけど、次に向けての構想も動き出している感じなんですか?



小池 まあ、本当に音楽作っていれば楽しいんで、それぐらいですかね。



――曲作るペースとか、曲を書こうって思うタイミングは最近変わってきました?



小池 どうですかね。なんか、自分が出す作品に対するハードルみたいなものはよくも悪くもなくしたほうがいいのかなと思って最近はなくしてて。もちろんバランスは取るような感じにはしてるんですけど……言い換えれば全部バンドだから。どっかでインタビューで話した言葉もファッションも作品になっちゃってるんで、もっとフリーに、楽に、出せるときに出して、締めるとこは締めるみたいな。前はずっと肩肘張ってたんですけど、そういうのはない気がします。



【ロング鼎談第二弾】小池貞利(the dadadadys)×橋本薫(Helsinki Lambda Club)×モリタナオヒコ(TENDOUJI)

――TENDOUJIはここから先はどんなイメージでいますか?



モリタ なんか本当に、今回のアルバムを作った時に「もうこの感じは最後かな」みたいな感じがしたんですよね。



小池 わかる。



モリタ と言っても探求なんで、音楽って。結局掘っていくだけなんですけど、なんか1個句読点を打てたなって感じはしていて。この10年をもって、来年の1年をさらに、とは思ってますね。



橋本 でもリスタートってのはすごいわかるなって思います。ただ最近、もう疲れてるんで……。



小池 わかる!



橋本 マジで休みたいです(笑)。休んでリスタートしたいし、でもまだちょっといろいろ忙しいから。だからもうこのスリーマンツアーがご褒美みたいになるように、それまでいろいろケリをつけるというか。



小池 薫が喜んでくれるようなこといっぱいするよ。労いたいよね。



橋本 サプライズで? 本当に、これに関しては楽しめればいいなって思うんで、そこまでにちゃんといろんなこと頑張って、積み上げてって感じで迎えられればいいなって感じですかね。



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――そういう意味では、それぞれ意味合いとかは違うかもしれないけど、3組とも1個転換点を経た中で実現したのがこのツアーなのかもしれないですね。



小池 続けてる奴らがいちばん偉いですからね。



橋本 あんなに刹那的だったのに。



モリタ いちばん辞めたそうだったのに。



――だからこういうスリーマンも毎年やってたらあれだけど、10年に1回ぐらい「ちゃんとやってるか」っていう確認を集まってするっていうのはいいかもしれないですね。



小池 大丈夫かな、10年後。



モリタ TENDOUJIはやばいですよ。47ですからね、10年後は。



橋本 誰かしらハゲたりしてるかもしれない。



モリタ まあでもそれぐらいがおもしろいかもしれない。



――ハゲてやってるのだってかっこいいじゃないですか。



橋本 そうなったらそういうところを見せていきたいですよ。さらけ出していきたい。



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――そういえば、サダくんと薫くんは一緒に弾き語りのライブ(7月17日開催の「吾亦紅」)もやるんですよね。



小池 そうなんですよ。毎月やっていくんで、どこかでナオさんも呼ぼうと思ってて。これは全然自分の話なんですけど、リスペクトしてる方をお招きして、曲をカバーさせていただいて、それを録音して来てくれた人にカセットテープで無料で配布するんです。



橋本 だいぶホスピタリティだ。



――やっぱりホスピタリティが大事なものとしてあるんですね。



小池 やっぱり人に最近優しいですね。人が幸せってことが幸せです。自分の幸せは全部あきらめたんで。自分が何が楽しいかもよくわからないし、そんなに自分に興味もないし。みんなの笑顔を見れたらいいなと思いますね。でも、このスリーマンは単純に自分がいつもより楽しそうかもしれません。



橋本 ああ、いいですね。



小池 いつもよりテンション高いかもしれません。



橋本 気楽なのがいいですよね。うちもいつもより無責任なヘルシンキを見せられるかもしれない。



小池 無責任な薫はめっちゃいいんじゃない? 俺がケツ拭きますよ。



橋本 本当に楽しみに行くっていう感覚。自分たちで企画するのも楽しいですけど、気負う部分とかいろいろ考えなきゃいけない部分とかがたくさんあるんで。その責任を分散できるというのは非常にありがたい。



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――ただ怖いのは、結局誰も何の責任も負わないまま当日がやってくるかもしれないっていう。



橋本 そこはサダちゃんが……。



小池 俺はみんなの喜ぶ顔が好きなんでね。



橋本 どういうキャラ?



小池 ずっとこういう感じなのよ。ちょっと気合入れれば喜んでくれるなら、全然気合入れる。



――わかりました。10月まで、健康に気をつけて、いいツアーにしてください。



モリタ ぜひ観に来てください!



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<ツアー情報>
the dadadadys x TENDOUJI x Helsinki Lambda Club TOUR 2024 "君ならスターになれるよ"



2024年10月10日(木) 大阪・Music Club JANUS
開場18:00 / 開演18:30



2024年10月11日(金) 愛知・CLUB UPSET
開場18:00 / 開演18:30



2024年10月18日(金) 東京・新代田FEVER
開場18:00 / 開演18:30



【チケット情報】
前売:4,500円(税込)
学割:3,500円(税込)
※オールスタンディング。ドリンク代別途必要。
※学割は学生証持参必須(コピー不可)、公演当日提示できない場合は差額1,000円お支払いいただきます。



■オフィシャル先行抽選受付:7月15日(月・祝) 23:59まで
https://w.pia.jp/s/kimiandstar24/(https://ticket.pia.jp/pia/ref.do?url=https%3A%2F%2Fw.pia.jp%2Fs%2Fkimiandstar24%2F&afid=P66)



関連リンク

the dadadadys 公式サイト:
https://dadadadys.com/



TENDOUJI 公式サイト:
https://thetendouji.com/



Helsinki Lambda Club 公式サイト:
https://www.helsinkilambdaclub.com/



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