堂本光一、『チャーリーとチョコレート工場』日本初演に自信「世界中で、多分一番 いい出来」
ミュージカル『チャーリーとチョコレート工場』ゲネプロより

堂本光一が10月8日(日)、東京・帝国劇場で行われた主演ミュージカル『チャーリーとチョコレート工場』日本版初演のゲネプロに参加し、「世界中で上演されているが、たぶん一番いい出来なのではないでしょうか。そう思っています」と自信を示した。



堂本が演じるのは、ナゾと不思議にあふれたチョコレート工場の天才ショコラティエであるウィリー・ウォンカ。『SHOCK』シリーズでミュージカル単独主演記録1位を更新し続ける堂本にとって、2018年初演の『ナイツ・テイルー騎士物語ー』以来5年ぶりの新作ミュージカルとなる。



約2カ月間に及んだ稽古は「あっという間」だといい、「もう1カ月は欲しいですね」と本音も。「最初の記者会見(6月22日開催)で、おもちゃ箱をひっくり返して、ぐちゃぐちゃにして、ぶっ壊す感じになるんじゃないかと申しましたが、その通りになっている」と本作ならではのカラフルな魅力を語り、「今ここに素晴らしい作品が生まれようとしていると感じております。公演を重ねながら、お客様とともに、旅をしながら、素晴らしい時間を共有したい」と意気込んだ。



堂本光一、『チャーリーとチョコレート工場』日本初演に自信「世界中で、多分一番 いい出来」

原作は、ティム・バートン監督×ジョニー・デップ主演で映画化もされたロアルド・ダールの小説『チョコレート工場の秘密』。

ミュージカル版は2013年に英ウエストエンドで初演され、14年ローレンス・オリヴィエ賞で衣装デザイン賞、照明デザイン賞を受賞。17年からは米ブロードウェイで改編上演され、その後全米ツアー、オーストラリア公演ほかを経ている。今回は翻訳・演出に、東京2020パラリンピック開会式の演出を手掛けたウォーリー木下を迎えた日本初演となる。



ゲネプロを前に行われた会見には、堂本をはじめ、観月ありさ(バケット夫人役)、森公美子鈴木ほのか(Wキャスト/グループ夫人役)、芋洗坂係長(ボーレガード氏役)、岸祐二(ソルト氏役)、彩吹真央(ティービー夫人役)、小堺一機(ジョーじいちゃん役)、小野桜介、チョウ シ、涌澤昊生(トリプルキャスト/チャーリー・バケット役)が出席した。



堂本光一、『チャーリーとチョコレート工場』日本初演に自信「世界中で、多分一番 いい出来」

チャーリーの母親を演じる観月は「稽古の段階から、見ているこっちが楽しくなる舞台になっている。舞台装置もすごいですし、歌もとてもいい。

衣装もとてもかわいくメルヘンな世界観」と声を弾ませた。また、森は「よく見ると(衣装の)柄がベーコンなんですよ。頭にはプレッツェルが乗っている」と役柄の特徴を示す衣装デザインにご満悦。チャーリーの祖父を演じる小堺は、「チャーリーはトリプルキャストなので、きっと静かなライバル心がメラメラしているはず。僕も見習わないと」と目を細めた。



堂本光一、『チャーリーとチョコレート工場』日本初演に自信「世界中で、多分一番 いい出来」

チャーリー役のトリプルキャストは、「まだ緊張します」(小野)、「お芝居のアドバイスをしてくれる。

今日は衣装を着ているので、オーラが増えている」(チョウ)、「意外と優しかったです」(涌澤)と堂本に対する印象を思い思いにコメント。当の堂本は、「まあ、彼らとは“タメ”だと思っているので(笑)。彼らの方が大人ですから」と共演に期待を寄せていた。



堂本光一、『チャーリーとチョコレート工場』日本初演に自信「世界中で、多分一番 いい出来」

取材・文・撮影:内田涼



<公演情報>
ミュージカル『チャーリーとチョコレート工場』



脚本:デイヴィッド・グレイグ
音楽:マーク・シェイマン
歌詞:スコット・ウィットマン、マーク・シェイマン
原作:ロアルド・ダール
映画版楽曲:レスリー・ブリカッス、アンソニー・ニューリー
日本版翻訳・演出:ウォーリー木下
訳詞:森雪之丞
振付:YOSHIE、松田尚子
アートディレクション:増田セバスチャン



出演:
ウィリー・ウォンカ:堂本光一
バケット夫人:観月ありさ
グループ夫人:鈴木ほのか
ボーレガード氏:芋洗坂係長
ソルト氏:岸祐二
ティービー夫人:彩吹真央
ジョーじいちゃん:小堺一機
チャーリー・バケット:小野桜介 / チョウ シ / 涌澤昊生(トリプルキャスト)
オーガスタス・グループ:黒岩竜乃介 / 後藤レイサ(Wキャスト)
ベルーカ・ソルト:舞咲碧音 / 三宅りむ(Wキャスト)
バイオレット・ボーレガード:歌田雛芽 / 土井祐杏貴(Wキャスト)
マイク・ティービー:鈴木弥人 / 中野晴太(Wキャスト)
相原えみり、Amane、伊藤かの子、伊波響、岩橋大、風間無限、久信田敦子、小宮海里、塩川ちひろ、聖司朗、鈴木昌実、鈴木里菜、高瀬雄史、鶴岡政希、永松樹、花陽みく、早川一矢、平山ひかる、船﨑晴花(50音順)
梅津大輝(スウィング)、久保田真理(スウィング)



【東京公演】
2023年10月9日(月)~10月31日(火)
会場:帝国劇場



【福岡公演】
2024年1月4日(木)~1月15日(月)
会場:博多座



【大阪公演】
2024年1月27日(土)~2月4日(日)
会場:フェスティバルホール



公式サイト:
https://www.tohostage.com/cacf/index.html