
韓国の巨匠パク・チャヌク監督最新作『NO OTHER CHOICE(英題)』が、2026年3月に日本公開される。
本作では、「すべてが満ち足りている」と思っていた製紙会社に勤める普通のサラリーマン・マンスが、25年勤めた会社から突然解雇されたことをきっかけに追い詰められていく様子を描く。
主演を務めるのは、チャヌク監督とは『JSA』以来のタッグとなるイ・ビョンホン。そのほか、TVドラマ『愛の不時着』のソン・イェジンをはじめ、TVシリーズ『イカゲーム』のパク・ヒスン、TVドラマ『財閥家の末息子~Reborn Rich~』のイ・ソンミン、TVドラマ『ザ・グローリー~輝かしき復讐~』のヨム・ヘラン、TVドラマ『暴君』のチャ・スンウォンといったキャストが集結している。
第82回ヴェネチア国際映画祭コンペティション部門正式出品作品として、現地時間8月29日にワールドプレミアを迎えると批評家から絶賛の声が相次ぎ、BBCは「★★★★★五つ星。狂おしいほど面白い! この韓国の名作は今年の『パラサイト 半地下の家族』だ!」と大絶賛。デッドラインは「最高に楽しく、予想を裏切り続けるアンサンブルキャスト。イ・ビョンホンはマッツ・ミケルセンとバスター・キートンを融合したかのような予測不能で破天荒な存在感を放っている」と評し、ヴァラエティは「眩い殺人コメディは抑圧されたカオスを極めた傑作! リストラを狂おしいほどのユーモアと風刺で描き、ヴェネチア国際映画祭コンペティションを暗くも鮮やかに照らしている」と称賛している。
併せて、予告映像とともにチャヌク監督とキャスト陣による日本のファンへ向けた特別メッセージ映像も公開された。予告映像では、ビョンホン演じるマンスが会社をクビになり、家族を巻き込んで生活が一変していく様子が描かれる。こめかみを叩き「私の愛すべき家族は、私をフルサポートしてくれる」と唱える人々、謎の仮装舞踏会、銃や斧、ペンチといった凶器、異様な手袋まで登場する。おどろおどろしくもどこかユーモアを感じさせる“パク・チャヌクワールド”全開の映像となっている。
また、来年の米国アカデミー賞国際長編映画賞の韓国代表に選出されたことが発表された。
『NO OTHER CHOICE(英題)』予告映像&特別メッセージ映像
<作品情報>
『NO OTHER CHOICE(英題)』
2026年3月公開
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