近藤公園/田代万里生/松尾諭のトリプルキャストで上演 せたがやアートファーム2025『キャプテン・アメイジング』ビジュアル公開
せたがやアートファーム2025『キャプテン・アメイジング』チラシビジュアル (撮影:木村塁)

東京・世田谷パブリックシアターによる夏のアートフェスティバル「せたがやアートファーム2025」において上演される『キャプテン・アメイジング』のビジュアルが公開された。



本作は、英国出身の劇作家アリスター・マクドウォールによる、ある男と娘の物語。

2013年に英国で初演されると多くのメディアが絶賛し、瞬く間に話題となったひとり芝居で、すべてが登場人物との対話として描かれ、いくつもの役をひとりの俳優が演じて物語が進んでいく。



日本初演となる今回は、さまざまな演出家の作品で多様な役柄をしなやかに演じ、登場人物の内面に潜む繊細な感情を見事に引き出す近藤公園、圧倒的な歌唱力と深い表現力で長年にわたり多くのミュージカル作品で観客を魅了する田代万里生、幅広い演技力でシリアスな役柄からコミカルな役まで多彩なキャラクターを鮮やかに演じ分ける松尾諭のトリプルキャストで上演。演出は、日本近代戯曲から海外翻訳作品・ミュージカルなど多岐にわたって活躍する田中麻衣子が務める。



「せたがやアートファーム2025」での公演は、2025年7月26日(土) から8月3日(日) 、東京・シアタートラムにて。その後8月23日(土)・24日(日) に愛知・春日井市東部市民センターで上演される。



【ストーリー】
「名前は? パパの、スーパーヒーローとしての名前」
「えっと、キャプテン……アメ……イジング。ミスター・アメ……キャプテン・アメイジング」
「その名前めちゃくちゃダサい! そんなダサいヒーロー、聞いたことないよ! キャプテン・アメイジングは、何する人??」



ガランとした部屋。
男がひとり、汚れたマントを着て立っている。彼の名はマーク。キャプテン・アメイジングだ。ホームセンターで働く、世界で最も地味で不健康で冴えないスーパーヒーロー。
宿敵との戦いに娘の学校への送迎、燃え盛る炎に飛び込んでの人命救助。

空を飛びながらスーパーマンと苦悩を語り合い、酔っ払ってパブでバットマンと喧嘩。娘の「なんで? どうして?」と質問攻めの日々。娘のためにスパイダーマン柄の布団を買い、寝かせるために物語を作って語る日々。



そんな英雄的冒険の傍らで、男は逃れられない最後のミッションに立ち向かうことになる。そしてスーパーヒーローも、悲劇と無縁ではないことを思い知らされるのだった。



これはマントを着たひとりの男とその娘の、たった6年間の記憶の物語である。



<公演情報>
せたがやアートファーム2025
『キャプテン・アメイジング』



作:アリスター・マクドウォール
翻訳:永田景子
演出:田中麻衣子



【出演】(トリプルキャスト・五十音順)
近藤公園/田代万里生/松尾諭



2025年7月26日(土)~8月3日(日)
会場:シアタートラム



公式サイト:
https://setagaya-pt.jp/stage/25010/



【愛知公演】
2025年8月23日(土)・24日(日)
会場:春日井市東部市民センター
※近藤公園(8月24日(日) 出演)/松尾諭(8月23日(土) 出演)のダブルキャスト(五十音順)で上演

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