
【記者コラム・河野強の「強行採穴」】
前節まで使用されていたエンジンは役目を終え、今節から新エンジンが1年間使用される。エンジンを見分ける参考データは少ないが、登録時に行われる「モーター性能検査」と前検時の「前検スタート練習」の航走タイムの二つが初下ろし時に使えるデータとなる。
「性能検査」では、2回のタイム計測が行われる。全60基の平均タイムの幅は6秒81~6秒94。トップタイムをマークしたのは、30号機と54号機の2基で、今節は30号機が使用され、54号機は次節以降に使用される予定だ。
その30号機を手にしたのは三木晴斗(23)=徳島・130期。「常盤(海心)さんにペラを教えてもらいながら叩いている。まだバチっとは合っていないが、下がる感じはなく、嶋田(有里)選手よりも分が良かった」と気配もまずまず。
前検タイムは6秒79でチルトを1.5にハネた阿波勝哉の6秒70には及ばなかったが、前検タイムも悪いタイムではない。ポテンシャルを秘める30号機とタッグを組む三木を、展示タイムなどを確認しながら節間通して注目したい。
▼5R イン藤原啓史朗は、伸びに手応えを感じる一方で、舟足に重さは残す。2コース1着率が17%と悪くない三木が差し抜ければ、配当的にはかなりのうまみが出そう。2-1-全。
▼8R 前検一番時計の阿波が大外まくりを決めて白星発進。
■ボートレース芦屋 開催一覧(出走表・予想)
■ボートレース芦屋 ニュース一覧
性能検査で好タイムをマークした30号機とタッグを組む三木晴斗