【ボートレース福岡(サマータイム)西スポ杯】中亮太が〝苦手克服〟〝来期への弾み〟という二つのミッションをこなす

機力をトップレベルに引き上げた中亮太


 見事な立ち回りを見せた。中亮太(27)=福岡・122期=は予選最終走となった4日目8Rで、6コースから全速戦の連発で3着を確保。
予選突破へは大敗さえしなければという勝負駆けだったが、見せ場十分のレースで不利枠を克服して勢いよく準優に飛び込んだ。

 機力も2日目のキャブレター交換と、連日のペラ調整が功を奏して上昇一途だ。「行き足や伸びは2日目から良かったけど、今は出足や回り足も良くなった。完全に上位です」。2連対率11%の69号機を見事に立て直してトップレベルに到達。勝負どころを戦い抜く準備は整った。

 当地は地元三場(福岡、若松、芦屋)の中でも苦手にしてきたが、手をこまねいている訳にはいかない。今回は苦手意識を払拭するまたとないチャンスだ。「昨年は5節も走って一回も予選を突破できなかった。本当に情けない。(師匠格の)塩田北斗さんは福岡がドル箱なのに…。いろいろ教えてもらっている身として、塩田さんにあやかりたい」

 今節はA1復帰の勝負駆けで参戦したが、こちらはかなわず。
ただ視線は既に前を向いている。「来期はA1に戻るだけじゃなくて、また7点勝率を取るぐらいのつもりで頑張ります。(同期の原田)才一郎と福岡の5000番台を引っ張るぐらいのつもりで行きます」。苦手克服、来期への弾みという二つのミッションを終わらせるためにも、ここからVまで突っ走る。(森 大輔)



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