【ボートレースからつ（モーニング）一般】末永和也　自ら切り開いたSGロードに「からつの記念を取れたのが大きかった」

2日目に連勝を飾りリズムアップに成功した末永和也



　末永和也（26）＝佐賀・124期＝が2日目の7Rで、4コースから豪快にまくって今節初勝利を挙げると、12Rもインからきっちり逃げて連勝ゴール。初日のドリーム戦で6着に敗れた憂さも晴らした。


　「伸びが良かったけど、重さがあったのでペラを叩きました」と的確な機力診断と素早い仕事ぶりで舟足は改善。「道中は乗りやすかったけど、展示は乗りにくかったので回り過ぎだと思う。ペラで合わせられると思います」と残る課題もクリアして万全を期す。

　末永が年頭に掲げていた目標のひとつは、SGの出場権を取ること。「からつの記念を取れたのが大きかったですね」。3月の地元周年を制して、来年3月のクラシック（蒲郡）の出場権を獲得すると、5月のオールスター（まるがめ）にもファン投票で出場が決まった。さらに、7月のオーシャンカップ（徳山）の出場も当確。10月のダービー（津）も現状では出場圏内とまさにSGラッシュに入る様相を呈している。

　目標は上方修正され、「SGの権利を取れたので焦りはなくなりました。あとはそこで結果を出さないといけませんね」。そして、「油断するとFを切ってしまうので気をつけないと」と気持ちを引き締め直した。

　そんな充実一途の末永が、初の県内戦制覇へ向けても、「虎視眈々（たんたん）とですね」と静かに闘志を燃やす。


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