新人選手たちが新人同士でVを争う、熊本競輪のルーキーシリーズは4日、最終11Rで男子127期、10Rで女子128期の決勝が争われ、男子は在所1位の尾野翔一(25)=福岡、女子は在所3位で卒記女王の岩元杏奈(24)=宮崎=がそれぞれ1着。デビュー即Vという最高の形でプロとしての第一歩を踏み出した。


 1番車だった尾野は最終HSを6番手で通過。4番手から捲った4番車の杉浦颯太の後位を巧みに追走すると、直線で伸び切ってVまで届かせた。杉浦が2着で、3着は7番車の新垣慶晃。3連単は2110円(3番人気)で決着した。

 同じく1番車だった岩元は、最終HS4番手からBSでは6番手。それでも冷静に前団の踏み合いを見極めて追い込みを開始すると、最後は大外を鋭く伸びて差し切った。2着は5番車の今西瑠花、3着は3番車の北岡マリアで、3連単は1万4120円(49番人気)。

 10Rで争われたA級1、2班戦の決勝は、4番車の宇佐見優介(31)=福島=が1着。チャレンジも含め、デビュー以来初Vを飾った。2着は7番車の愛敬博之、3着は3番車の熊崎麻人で、3連単は1万8930円(48番人気)だった。
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