
新春開運特選からの3大特選連続Vが懸かる石倉洋行
最後の最後に勢いに乗った。予選ラストを得点率8位で迎えた石倉洋行(45)=福岡・107期=は、4日目の2走を1、2着とまとめて得点率は8.14にまで上昇。
機力にも手応えは十分。「気象条件を踏まえたら2日目が一番良かった」と言うが、「出足や行き足はずっといい」と生命線の出足系統には自信満々。加えて、「今回はいつもより伸び寄りにして伸びもいいし、伸び寄りの割に回り足もいい」と直線系統も好気配。勝負どころを戦うだけの準備は整っている。
今まで出足型を好んできた石倉が、伸びを求めようとした理由は先月に初出場を飾ったマスターズチャンピオンにある。「あそこでプロペラの主流が伸び型になっているのを痛感したし、いくら出足が良くても今は伸びをつけないと上では戦えない。自分を変えないと上の世界には行けない」
マスターズ世代になったとはいえ、30歳でデビューしたオールドルーキーで登録番号的にはまだまだ若め。進化を止めるつもりはない。「出足型でやってきた自分としては迷惑な話(笑)。でも、取り残されるわけにはいきませんから」。伸び型が主流で機力レベルが高いのは、当地の3大特選でも同じこと。