【ボートレースからつ(モーニング)一般】溝口海義也 今期はレーサー人生のターニングポイント

良機の40号機を手にして前検気配は良好な溝口海義也


 前期(昨年11月~今年4月)はA級のボーダーが跳ね上がり、A1は6.26という〝超〟ハイレベルな数字で決着。溝口海義也(29)=福岡・119期=もボーダーの高さに泣いた一人で、勝率6.22と通常ならA1でもおかしくない勝率をマークしながら降格の憂き目に遭った。


 「まさかボーダーがあんなに高くなるとは…」とA1残留を逃して意気消沈だが、下を向いてばかりはいられない。「今期(5月~)は絶対にA1に戻るつもり。この半年間は修行のつもりで頑張ります」。まさに〝新期〟一転で視線は既に前を向いている。

 そんな溝口を、先輩もちょっとした提案で後押し。支部の先輩である仲谷颯仁とある賭けをしているという。「僕が勝率6.80を取れるかどうかで、お互いにプレゼントをあげる約束をしました。何としても達成して、プレゼントをもらいます」

 もちろん、これは仲谷なりの心優しきエール。賭けはあくまでも建前であり、高い才能を持ちながら生かし切れていない溝口に対して能力の開花を促そうとしているのだ。「6.80どころか7点勝率を目指すつもりです。A2に落ちてしまったけど、自分を見つめ直すいい機会。もっと地力をつけて、自分のスケールを大きくしたい」。
言わずとも仲谷の意図は溝口にしっかり伝わっている。期の初めから全力全開のレースで駆け抜ける。(森 大輔)

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