
【記者コラム・造田大の大勝負】
高木萌那(21)=福岡・126期=が自身に厳しいジャッジを下した。初日1Rは6番手から捲って1着。
「本当は打鐘で叩き切りたかった」のが赤点レベルの理由。「主導権を取れていない時点で負け。今の捲りもワンテンポ遅い。悔しいです」と勝者とは思えないほど反省の弁が次々と出てきた。
それでも、ひと月ほど前に陥った体調不良の影響が残る中での奮闘。「(藤田まりあ、村田奈穂ら)GⅠ級の中で勝てたのはうれしい」と今回の白星が自信につながったのも事実。これまでは力がありながらも、出し切れず敗れるシーンが多々あった。この1着が自信につながって、勝負どころで出し惜しみしない選手になってほしい。
▼1R(高木萌那) 初日の内容とポテンシャルを考えれば連勝は十分考えられる。3-12-124。
▼5R(中澤央治) コメントは「白井君ラインから」。別線の愛知勢が白井優太朗のハコで粘ってくるようであれば、機を見て自力に転じて仕掛けるはず。1-7=234。

同じ久留米所属同士で写真に納まる尾方真生(左)と高木萌那(右)