【熊本競輪(ミッドナイト)FⅡ】藤木裕が9万車券に貢献 「気持ちで走るのが自分だと思い出した」と再浮上の兆し

GⅠ決勝進出歴もある藤木裕



 京都を代表するレーサーに闘争心が戻ってきた。藤木裕(40)=京都・89期・A2=が初日7Rで3番手から捲って2着。
9万5040円と初日一番の高配決着に貢献。「めっちゃやった方ちゃいますか?(笑)」。同じく2着だった1月小倉以来の予選クリアの好成績を喜んだ。

 2018年の向日町記念制覇など実績ある選手だが近況は低迷。競走得点も79点台(前検時点)と落ち込んでいたが、前場所の弥彦が転機となった。

 「初日、2日目とダメだったけど、最終日まで諦めずにやろうと。そしたら何かつかめた」。京都の先輩・吉村文隆を連れて、中団から追い込んで2着と久々の連絡み。「吉村さんに気付かされましたよ。レース前の気合の入り方が違うと。自分が良かった時って気持ちで走っていた。そりゃ脚もあるだろうけど、平原(康多)さんや武田(豊樹)さんと対戦していた時は気持ちで負けていなかった」と闘魂に再び火が付いた。


 「弥彦は(GⅠ寛仁親王牌で)ローズカップを勝てたし縁起がいいね」。かつてのGⅠ常連が、思い出の地でつかんだ再浮上のきっかけ。今後の走りから目が離せない。

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