
【記者コラム・森大輔の勝ち組の法則】
福岡ではエンジンとボートの切り替えは同時ですが、まるがめはそうではなく、エンジンとボートが別のタイミングで切り替わる方式。昨年9月が初下ろしのエンジンもかなり使い込まれていますが、ボートはそれ以上。
現在の低出力型エンジンはその名の通りに以前のエンジンと比べて馬力が低下。この影響で機力の形成に占めるボートの割合が拡大していて、ボートの良しあしで機力が大きく左右されるようになっています。つまり、いいエンジンを引いてもボートが悪ければ本来のパワーが出ず、逆に素性が平凡なエンジンでも良艇がセットされれば、エンジン素性以上のパワーになることも。それだけ良艇の価値が上がっているということです。

そこで、現ボートの2連対率上位を表にしてみました。この表に挙がるボートは全て良艇と考えてください。
エース機の佐藤隆太郎が飛び抜けたパワーを誇っていますが、それはエース機というだけでなくこの良艇の恩恵も受けているからこそ。篠崎元志や西山貴浩は今でも悪くありませんが、良機良艇であるだけに機力が一変する可能性も十分に秘めています。
しかも、良艇の効果は舟が水を吸って重くなるシリーズの後半になればなるほど大きくなることも、良艇が見逃せない理由です。
▼1R 篠崎元志は3コース1着率も40%と食指が動く数字。
▼3R 伸びる河合佑樹か佐藤翼が仕掛ける公算大で外に好展開。西山貴浩が十八番のまくり差し。5-23-全。
▼11R 上條暢嵩は初日未勝利に終わったが、「流れが悪かった」と機力は決して悪くない。2コースは好実績なので、ここで悪い流れを断つ。2-4=全。