
【記者コラム・寺田洋司の狙い目】
金田涼馬(27)=神奈川・119期=が初日1着。「自分でもびっくりしました」と、驚きの表情でレースを振り返った。
初戦となった初日2Rは、突っ張り先行で押し切り勝ち。「赤板ホームで野見(泰要)さんが来たときにペースを上げた。打鐘の時は自分でも『これはオーバーペースだ』と感じた」が、勢いを緩めずに先行すると最後まで誰にも前を抜かせなかった。
4月取手での落車で鎖骨骨折し、今節は約1カ月半ぶりの実戦。「けが明けの初戦は、今までダメなことが多かった」こともあり、先月末は出場したかった川崎での地元戦も欠場してまで体のケアに充てた。休養中には、一緒に練習している齋藤雄行(30)=神奈川・121期=から助言も授かった。「好調時のフォームと違うのでは?」との指摘を受けると過去のレースを見返し、すぐさま修正。「今は乗っていていろいろとかみ合ってきた」と、手応えも感じている。
2日目の準決勝戦は、九州ラインとの対決。初戦同様に主導権を握り、復帰戦でいきなりの決勝進出を目指す。
▼7R(金田涼馬)突っ張り先行策で押し切って、ラインでワンツースリーだ。7-34-3415。
▼6R(田中会心)初日は高谷敏史と先行争いを制し、押し切った。その脚力を再度披露し、7カ月ぶりの決勝進出を目指す。6-132-1324。
復帰初戦を白星で飾った金田涼馬