【ボートレース桐生(ナイター)GⅠ周年記念】新田雄史が逃げてGⅠ4勝目
◆桐生12R優勝




 選 手 名

支部
期別
コース
ST
今節成績


1
1
 新田 雄史
40
三重
96
1
12
2111151


2
4
 原田 幸哉
49
長崎
76
4
15
413312


3
6
 権藤 俊光
38
大阪
115
6
13
1413442


4
3
 中島 孝平
45
福井
84
3
18
134411


5
2
 毒島 誠
41
群馬
92
2
17
1333231


6
5
 松井 繁
55
大阪
64
5
15
2533132


 
3連単 4060円(15番人気)
決まり手=逃げ




 桐生ボートのGⅠ開設69周年記念「赤城雷神杯」は最終日の12日、12Rで優勝戦が行われ、新田雄史(40)=三重・96期・A1=がイン逃げで勝利を収め、今年5月の宮島一般戦に続く通算54回目の優勝を決めた。GⅠ制覇は2021年の住之江周年以来4回目。
2着に原田幸哉、3着に権藤俊光が入り、3連単は15番人気の4060円だった。地元の毒島誠は5着に敗れた。

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4度目のGⅠ制覇を果たした新田雄史


■ヒーロー

 王道を歩む新田の快進撃は、誰にも止められなかった。固唾(かたず)をのむ最終決戦。インからフルショットのSでスリットを通過すると、ライバルたちに付け入る隙を与えない完璧なターン。真っ先にゴールを駆け抜け、約4年3カ月ぶりのGⅠタイトルをつかみ取ると「久しぶりでうれしい。(今が)人生で一番ボートに乗れている」と満面の笑みを浮かべた。

 5月1日から今開催4日目(6月10日)まで33走連続3連対を守り続けるなど予選を堂々のトップ通過。準優、優勝戦と圧巻の走りで突き進んだVロード。勝因の第一に挙げたのは10月に地元の津で行われるSGダービー(10月21~26日)への熱い思いだった。「兄から『地元なのに出られなかったらいかん』と言われて正月くらいからターンの練習をしていた。調整力はトップクラスにかなわないけど、ターン力はほとんど引けは取らないまでになってきたかな」。
もう一度、自分の旋回を見つめ直し、2013年オールスター(福岡)などSG3冠を誇るテクニシャンのポテンシャルを一段階引き上げた。

 このあとは三国の一般競走を経て、SGグラチャン(戸田)が控える。「SGを取れるようにしたい」と見据える先は4度目のビッグ制覇。最高のリズムで挑む新田がSG舞台でもさらに勢いを加速させる。
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