
【記者コラム・森大輔の勝ち組の法則】
今回の優勝戦もデータの面から探っていきましょう。ファイナルに進出した6人の通算V率を表にしました。

1号艇の渡辺浩司は17.4%と能力と実績を考えれば意外に低い数字。決して悪い数字ではありませんが、準優突破率と同様に1号艇を上回る数字の選手がいる場合は波乱が起きやすいので、今回の優勝戦は決して堅くはありません。そうなると、勝負強さに関しては優出メンバーの中で20%を超えている島川光男、柏野幸二に軍配が上がります。
そこで今度はイン以外での優勝の割合を示したイン以外のV率を見てみましょう。これは波乱を起こして優勝した確率とも言い換えられます。

1号艇の渡辺浩以外は全員が30%オーバー。中でもトップの島川は50.0%とかなりの高さ。しかも、3コースからのVが7回もあるのも見逃せません。前述した通算V率を踏まえても、好配の使者は郷土のシンボルカラーで登場する島川しょう。