日本中央競馬会(JRA)は16日、有馬記念やジャパンカップなどGⅠで6勝のイクイノックスが顕彰馬に選定されたと発表した。

 2025年度の記者投票で、得票率4分の3以上などの基準を満たした。
顕彰馬はこれで38頭となった。

 イクイノックスは22年の天皇賞・秋を制すると、23年のジャパンカップまでGⅠを6連勝して引退した。

 馬主のシルクレーシングは「2年余りの競走生活だったが、圧倒的なパフォーマンスで数々の記録を打ち立て、23年のロンジン・ワールドベストレースホースにも選ばれ、日本競馬が世界に誇れるレベルに達していることを証明してくれた。厩舎、騎手など関係者、出資会員やファンの皆さまと喜びを分かち合いたいと思います」とコメント。

 木村哲也調教師は「引退レースとなったジャパンカップを制覇したことが、まだ記憶に新しいこのタイミングで選定していただけたことは、彼が日本の競馬史に確かな足跡を残せた証しだと思っています」と述べ、「この経験を次世代の若駒たちに」と意気込みを新たにした。

 また、特に貢献があった元調教師や元騎手をたたえる顕彰者に、音無秀孝氏が選定されたことも発表した。

 音無氏は調教師として996勝(うちGⅠを14勝)。「皆さまに応援していただき、選んでいただけたことは大変光栄です。今後は、管理した馬の子供たちの活躍を楽しみにしながら、競馬界の発展に少しでも尽力していければと思います」とコメントした。






JRA 歴代顕彰馬



クモハタ

1984年選考



セントライト

1984年選考



クリフジ

1984年選考



トキツカゼ

1984年選考



トサミドリ

1984年選考



トキノミノル

1984年選考



メイヂヒカリ

1990年選考



ハクチカラ

1984年選考



セイユウ

1985年選考



コダマ

1990年選考



シンザン

1984年選考



スピードシンボリ

1990年選考



タケシバオー

2004年選考



グランドマーチス

1985年選考



ハイセイコー

1984年選考



トウショウボーイ

1984年選考



テンポイント

1990年選考



マルゼンスキー

1990年選考



ミスターシービー

1986年選考



シンボリルドルフ

1987年選考



メジロラモーヌ

1987年選考



オグリキャップ

1991年選考



メジロマックイーン

1994年選考



トウカイテイオー

1995年選考



ナリタブライアン

1997年選考



タイキシャトル

1999年選考



エルコンドルパサー

2014年選考



テイエムオペラオー

2004年選考



キングカメハメハ

2024年選考



ディープインパクト

2008年選考



ウオッカ

2011年選考



オルフェーヴル

2015年選考



ロードカナロア

2018年選考



ジェンティルドンナ

2016年選考



キタサンブラック

2020年選考



アーモンドアイ

2023年選考



コントレイル

2024年選考



イクイノックス

2025年選考
編集部おすすめ