
初日には大量落車に巻き込まれ、再乗してゴールした。普通なら大きな着になるところを、3車が途中棄権、1車が失格。5着の6ポイントをゲット。それもあって二次予選に進んだ。
二次予選は番手抜け出しで初のGⅠ準決へ。そして2着が必要だった準決12R、小林泰正マークから3角で抜け出して1着突破だ。
そのレースは松井宏佑が前攻め。「前受けされたら、ああいう作戦でした」。上甲信越ライン3番手の諸橋愛が、赤板で松井の外を並走しながら押し込む。松井は誘導がじゃまで前に踏めないため、赤板で外をダッシュしてきた小林―末木が作戦通りに前に出た。
「吉田君が外並走していて、展開が向いた」。
「小林君が早めに駆けてくれた。のみ込まれる前にと、前に踏ませてもらった」。3角過ぎに番手から抜け出すと先頭でゴール。15万車券を演出した。
落車でダメージはあるが、「万全じゃない分、気楽です。最低限の仕事だけしようと思えている」。決勝も単騎で気楽に走る。
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初めてのGⅠ準決を1着で終えた末木浩二