【岸和田競輪・GⅠ高松宮記念杯】末木浩二が初経験のGⅠ準決勝を1着突破「初日の落車で気楽に走れている」
 末木浩二(33)=山梨・109期・S1=は大会初出場。それも東の補欠2番目。
平原康多の引退と永澤剛の負傷欠場で出番が回ってきた。

 初日には大量落車に巻き込まれ、再乗してゴールした。普通なら大きな着になるところを、3車が途中棄権、1車が失格。5着の6ポイントをゲット。それもあって二次予選に進んだ。

 二次予選は番手抜け出しで初のGⅠ準決へ。そして2着が必要だった準決12R、小林泰正マークから3角で抜け出して1着突破だ。

 そのレースは松井宏佑が前攻め。「前受けされたら、ああいう作戦でした」。上甲信越ライン3番手の諸橋愛が、赤板で松井の外を並走しながら押し込む。松井は誘導がじゃまで前に踏めないため、赤板で外をダッシュしてきた小林―末木が作戦通りに前に出た。

 「吉田君が外並走していて、展開が向いた」。
松井は4番手に下げたが、吉田拓矢がその外を並走。人気の南関勢はすっぽり包まれていた。

 「小林君が早めに駆けてくれた。のみ込まれる前にと、前に踏ませてもらった」。3角過ぎに番手から抜け出すと先頭でゴール。15万車券を演出した。

 落車でダメージはあるが、「万全じゃない分、気楽です。最低限の仕事だけしようと思えている」。決勝も単騎で気楽に走る。

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初めてのGⅠ準決を1着で終えた末木浩二


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