
後ろ攻めから上昇したが、松本貴治の先切りでなかなか前に出させてもらえなかった。それでも踏み上げてハイスピードで打鐘前で先頭。そこからは、「ペースを緩めると山田庸平さんや松本さんが追い上げてくる」とハイスピードのまま2周先行。最後は後方で脚をためていた脇本雄太の捲りに屈したが、見事なロング発進だった。
それでも本人は、満足できていない。「デビューしてから全然成長できていない」と2着に敗れたことを悔しがった。
後方の清水裕友にも援護を受けて「裕友さんのおかげで2着に残れて決勝に乗れた」と感謝した。「自分が勝つために走るが、仲間が付いている。自分の力以上のものが、裕友さんがついているので出せている」と自転車競技のケイリンなどにはないライン戦の心強さを実感。その中で「乗れたからには、取るつもりで走る」と初タイトルへ意欲を燃やす。
■岸和田競輪 ニュース一覧
【6月22日(最終日)】全レースの出走メンバーと予想はこちら(朝7時全公開)
準決9R、脇本雄太に抜かれての2着に渋い表情の太田海也