飯塚市長がオートレース事業への意欲を改めて表明 改築の新スタンドの落成式 【飯塚オート】

新メインスタンド落成式でのテープカット



 改築された飯塚オートのメインスタンドがオープンした21日、同スタンド1階で落成式が行われた。

 式典で、同オート主催者でもある飯塚市の武井政一市長は「飯塚オートは、嘉穂劇場、旧伊藤伝右衛門邸とも並ぶ飯塚の地域資源の一つ。
新スタンドが完成したことで、この事業の根幹である地域や社会への貢献を念頭に、さらなる飛躍へと事業経営を行っていく」と改めてオートレース事業への意欲を表明した。

 参列した県議や市議は祝福の言葉と併せて、「オートレース場は観光資源」「レースだけでなく、憩いの場、地元の子どもたちの遊び場としても来てもらえたら」などと述べ、同オートに対しての幅広い役割への期待感を口にした。

 飯塚オートは1957年2月22日に開設。67年10月に現在地に移転。筑豊地方の一大レジャーとして多くの観客を集めて売り上げも伸ばし、市財政への繰出金はこれまでに総額587億円にも上る。

 2024年度の売上額は今世紀に入って最高額の248億9918万3000円だった。過去最高は1991年度の424億8502万3600円。






飯塚オート直近の売上額


年度
売上額


2019
154億0826万3300円


2020
207億5966万8400円


2021
221億9905万1300円


2022
220億0084万5700円


2023
219億0050万2800円


2024
248億9918万3000円
編集部おすすめ