【ボートレース大村(ナイター)GⅡ誕生祭】守田俊介が連日の〝鬼〟退治で5年ぶりのGⅡV「鬼滅ウイークにのっとって」
 大村ボートのGⅡ「第29回モーターボート誕生祭」は20日、最終日の12Rで優勝戦が行われ、1号艇の守田俊介(49)=滋賀・74期・A1=が1周2Mの抜きで勝利。前節の尼崎に続いて通算130回目、GⅡは2020年9月とこなめ以来の優勝を飾った。
2着は5号艇の桑原悠、3着には2号艇の下條雄太郎が入り、3連単4130円の決着となった。6日間の売上額は60億9628万2200円で、目標の60億円を上回る盛況のうちに幕を閉じた。


【ボートレース大村(ナイター)GⅡ誕生祭】守田俊介が連日の〝...の画像はこちら >>

優勝トロフィーを持つ守田俊介



ヒーロー

 SG2Vを誇る天才が鬼退治に成功した。S展示から3枠の中辻崇人がカドに引くと、本番では2枠の下條雄太郎までもカドに引く特殊な展開だったが、コンマ04の好Sを決めて先マイ。1周BSでは中辻、桑原悠にまくり差される苦しい展開だったが、1周2Mで最内を差して先マイした桑原を内側から捉えると、2周1Mを先に回って激しい競り合いを制した。

 準優では6枠の赤岩善生が前付けにきたが、絶好枠死守から勝利。前日からプレッシャーのかかるレースが続いていた影響か優勝インタビューでは、おなじみの守田節がさくれつ。「準優から今日も鬼だらけ。鬼滅ウイークにのっとって。ラスボスが3コースの中辻無惨。昨日は上弦の赤鬼・赤岩」と人気アニメ「鬼滅の刃」に例えて観客の笑いを誘った。

 今回の優勝で来年3月のSGクラシック(蒲郡)出場は当確。
さらに来年7月に地元びわこで行われるSGオーシャンカップの出場にも大きく近づいた。「そのことは考えずに走っていきます」と語ったが、竈門炭治郎のようにさまざまな困難を打ち破って、出場してくるに違いない。(造田大)
編集部おすすめ