ラインは2分戦だったが内田英介は追い込み型で、実質的には門田凌の自力一車。大波乱は考えにくい番組と思われたが、想像を絶する結末が待っていた。
レースは内田が前受けから一度突っ張って、門田の打鐘カマシに飛び付く展開でスローペース。内田を目標にしていた加倉正義は踏み出しで遅れて内田後位の3番手を桶谷明誉に取られたが、それでも4番手の櫻井太士をどかして終2角過ぎからタテに踏み、残り半周とはいえ「前で頑張ってくれていた」内田との再ドッキングを図った。
その加倉をマークしていた田中洋輔は「加倉さんはてっきり捲って行くと思った」が、その加倉は3番手でストップ。バックを踏み切れない田中はそのまま外を踏み、流して逃げていた門田をものの見事に捲り切って1着。門田が2着、吉川嘉斗に競り勝った内田が3着に入って、3連単は14万8160円(199番人気)の大穴決着となった。
2日目は準決3番に注目で、5R吉川、6R加倉、7R門田をそれぞれ本命に推す。
■小倉競輪 開催一覧(出走表・予想)
■小倉競輪 ニュース一覧
初日特選7Rで一撃捲りを決めた田中洋輔