【ボートレース福岡(サマータイム)一般】高倉和士「A2の身だけど来年のSGを考えたら優勝を積み重ねるしかない」首位通過を逃すも視線はあくまでもV

出足系統の良さには自信を持つ高倉和士


 この反省を次に生かす。得点率3位で予選ラストを迎えた高倉和士(34)=福岡・111期・A2=は、きっちり順位を守り抜き準優の白いカポックを手にしたが渋い表情。
「情けないレース。こういうところが一つ上の選手になれない理由」。後半10Rで1周2Mの絶好の展開を突けなかったことを猛省。首位通過の可能性を自らのミスでつぶしたことに納得がいかなかった。

 ただ機力に関しては手応え十分。「出足や回り足はいい。伸びも長野さんには分が悪いけど、そこまで気にならない」。節一パワーの長野相手に遜色ないのであれば、機力レベルは間違いなくトップ級。Vを狙うだけの準備は既に整えている。

 前期(昨年11月~今年4月)はまさかのA2落ちを喫したが、今期(5月~)は現在勝率6.95とA1復帰を7点勝率で迎えそうな勢い。ただ、現状で安穏としているわけにはいかない。「とりあえず今期はA1に戻ることが先決。
だからペラ調整も、今までの出足型が基本。これならある程度の成績は残せる自信はあるので。でも、もう一段階上を目指すには、今までと違うことをやらなければダメ。今からそこを見据えています」

 前述した予選最終走の反省も全てはもう一段階ランクアップするため。あくまでも見据える視線はSGの舞台だからだ。「A2の身だけど来年のSGを考えたら、優勝を重ねるしかない。自分に足りない部分でもある勝負強さを身につけたい」。SGに最短で復帰できるとすれば来年のクラシック。A2降格で外れた出世街道の軌道を修正するためにも、何としてもVをもぎ取りに行く。(森 大輔)

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