
強力50号機で機力はトップレベルの藤森陸斗
見事に正念場を乗り切った。藤森陸斗(26)=福岡・127期・B1=は絶好枠で迎えた3日目4RでトップSを決めて、強敵前田将太の攻めをシャットアウト。
機力に関しては文句なしの状態。7月の中間整備から大化けしている相棒50号機は今節も快調で、「Sしてから伸び返すし、全部の足がいい」と機力はトップレベルに到達している。首位通過を争っても不思議はないほどのパワーだけに、予選敗退だけは絶対に避けなければならない。
今期(5月~)は現在勝率5.76と自身初のA級昇格が見える勢い。ただ、養成所時代は在校勝率2位をマークした逸材であり、同期で在校勝率が最下位だった宮脇遼太がA級に昇格している状況を踏まえたら現状で満足している訳にはいかない。「宮脇に負けていられないし、今のままではダメなのも分かっています。まだA1も諦めていないし、ここから一気にペースを上げていきたい」
福岡支部の5000番台の男子で現在A1なのは竹下大樹と原田才一郎のみ。強豪がきら星のごとくいる4000番台と違い、他支部に押されている状況下にある。
「いつまでも竹下さんや才一郎さんにおんぶに抱っこじゃいけない。自分が何とかしなければいけないと思っています」
来年は当地でGⅢウエスタンヤングの開催が決定。〝ボート王国〟の名に懸けて優勝者を出さなければならない。