
【記者コラム・野口雅洋の「1000円勝負」】
松谷秀幸(42)=神奈川・96期・S1=が白星発進した。終BSで小林泰正-諸橋愛の後位に切り替えて、直線でその2人をズバっと差し切った。
「アタマまで行った感じはなくて2、3着かなと思った。でも1着だし、いいと思う」と手応えありの初戦だった。
これで今年17勝目。昨年は年間22勝だったので、かなりのハイペースだ。
「3月のウィナーズカップの準決勝で、浅井君に微差で負けて4着だった。そのとき師匠にしっかりハンドルを投げるように怒られました」。佐々木龍也さん(神奈川・57期=引退)に、ゴールするまで気持ちを緩めないことを改めて学んだ。
「そこからは、ゴールまで諦めないことを心がけている。初日もハンドルを投げました」。4月以降は競走得点も右肩上がり。GⅠ高松宮記念杯、GⅡサマーナイトFと決勝に進むなど超一流の結果を残している。
ほんの少しの差で着順、勝ち上がりが決まるシビアな世界。
▼8R(松谷秀幸) 前々に攻める佐々木の後位から直線強襲。9-235-2345、9-5-8。
▼11R(山口拳矢) 前回の富山記念Vで気をよくした山口に、好調自負の浅井康太が付く中部勢は侮れない。8=4-12679。
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ゼスチャーを交えながらレースを振り返る松谷秀幸