
【競輪ビッグレース連載「九州王国再興へ」】
GⅠを2V、GPも制したことがある九州の天才レーサー・井上昌己(46)=長崎・86期・S1=が、二次予選Bで3着。準々決勝への勝ち上がりを決めた。
二次予選Bの3着6人のうち、3人が準々決勝A(4着までが準決)、3人が同B(2着までが準決)に進む。初戦の着順が4着の井上は、この日3人の3着選手の中では、Aへの優先順位は3番手。3日目の二次予選Bの結果を待つが、準々決勝Bの方が確率が高い。
野田源一とは分かれて別々の戦い。「その方がお互いチャンスがあるので」と単騎で臨み、佐々木豪-岩津裕介のラインに乗って3着に入った。
近況は心臓の病気を患い、「練習はやってきたが、影響がある。アップでも気になる」と体を気遣う毎日。「29日に手術します。競輪選手としての第1章はここまで。次からは第2章です」。2006年花月園での第49回大会覇者。〝第1章〟の最後に、どんな戦いを見せてくれるのだろうか。
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心臓手術前の最後のシリーズを戦っている井上昌己