
【記者コラム・野口雅洋の「1000円勝負」】
2日目9R、岩津裕介(43)=岡山・87期・S1=は、佐々木豪の捲りを追走。2着で佐々木とのワンツーを完成させた。
「山崎歩夢君がすごく掛かっていたので、佐々木君が行ける感触はなかった。どこまで行けるかなと思って見ていた」と観察していた。だが、「捲りを張られた後に、戻りが良かった」と最後まで踏み切った後輩をたたえた。
この二次予選Bは2着以内だと準々決勝Aに、4~6着なら準々決勝Bに、3着ならそのどちらかに勝ち上がる。「勝ち上がりが複雑なんで、気にしていません」とベストを尽くすことに集中している。3日目は休みだが、「練習します」と40代とは思えないほど意欲的だ。
この大会が秋からお盆開催になったのは2016年。その最初の大会で、稲垣裕之を差し切ってタイトルホルダーの仲間入り。今年7月の地元GⅡサマーナイトFでは出場権がなく、補充参戦にとどまる悔しさも味わった。もう一つの夏のビッグレースは、思う存分戦い抜く。
▼9R(岩津裕介) 目標の太田海也は3日目の二次予選Aで圧巻の逃げ切りを演じ、マーク佐藤慎太郎は〝ハコ3〟。ここで岩津が太田を逆転できれば〝裏目千両〟。
▼7R(松本貴治) 2着までが準決に進む狭き門。前々に攻めて勝ち進む。9-234-2345、5-9-2。
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11年前の大会覇者・岩津裕介