【函館競輪(ナイター)GⅠオールスター】嘉永泰斗が激走! 脇本雄太らSS勢を撃破して北津留翼とワンツー



【函館競輪(ナイター)GⅠオールスター】嘉永泰斗が激走! 脇本雄太らSS勢を撃破して北津留翼とワンツー

3日目9Rで連係し、1着の北津留翼(左)と2着の嘉永泰斗



【競輪ビッグレース連載「九州王国再興へ」】

 二次予選Aの9R、九州勢がワンツー。準々決勝Aへの進出を決めた。


 先行態勢を築きつつあったオリンピアン中野慎詞を相手に、嘉永泰斗(27)=熊本・113期・S1=が鐘4角からスパート。終1角で叩き切り、BSではワンツー体制をほぼ確実にする快走だった。

 「外枠だったのに北津留さんが前を取ってくれたのがすべて」と8番車の北津留翼(40)=福岡・90期・S1=に感謝。「踏み出した感じは良かった。守澤さんの横まですんなり行けた」。その勢いで中野を叩き、「流さずにどこまで行けるかだった」と踏み続け、最後まで持ちこたえた。その結果、SSの清水裕友と脇本雄太を下位に沈めた。

 練習疲れで腰に張りが出るなど不安があったが、「もうまったくない。体は大丈夫だし、5連走も問題ない」と全快宣言。さらには「セッティングがバッチリ決まっている」。このコメントをするときの嘉永は強い。強い嘉永が帰ってきたのは間違いない。


 嘉永を差して1着の北津留も、「嘉永君がまさかあそこで行くとは思いませんでした」と積極性に舌を巻いた。

 嘉永が2021年10月の熊本記念でGⅢ初優勝したとき、突っ張り先行で嘉永をけん引したのが北津留。2人の絆はそれ以来、強いものがある。北津留も今回の1着は「嘉永君のおかげです。誰か来ると思ってビクビクしたけど、誰もかなかった。強かった」と喜び合った。

 その流れで、続く10Rの伊藤颯馬は2着。九州のエース級自力型3人が、準々決勝Aに進出した。4着までに入って、山田庸平の待つ準決へと駒を進めてくれるはずだ。

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【函館競輪(ナイター)GⅠオールスター】嘉永泰斗が激走! 脇本雄太らSS勢を撃破して北津留翼とワンツー

3日目10R、単騎戦で2着に入った伊藤颯馬


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