
地元初Vに闘志を燃やす竹下大樹
悔しさが残る予選ラストだった。竹下大樹(26)=福岡・121期・A1=は予選突破へ4着条件だった4日目7Rで、きっちり3着を奪ってノルマをクリア。
機力に関しても、「二重丸が付く部分はない」と満足できるレベルにはほど遠い。ただ、前検は下位クラスの手応えしかなかったことを思えば上々で、「どの足も普通はあって十分に戦える。最初よりはだいぶ良くなっている」とファイティングポーズは取れる状態。だからこそ、あとは自らのS力と旋回力でカバーすると腹をくくった。
今年は今回のお盆特選が3回目の登場だが、前回(3月)の一般戦では予選1位通過をしながら準優のイン戦でまさかの転覆失格。つかみかけていた悲願の地元初Vが手からこぼれ落ちた。「頭は冷静だったつもりだけど、冷静じゃなかった。勝手に肩に力が入ってしまっていた。今、思い出しても悔しい」
3年間もフレッシュルーキーを務めたこともあり、当地への思い入れは格別なものがある。「もちろん若松や芦屋も地元だけど、福岡は自分にとって特別なレース場。