
【記者コラム・森大輔の勝ち組の法則】

まずは2000年以降の3大特選優勝者の表を作成したので見てください。優勝者の左が枠番ですが、1号艇の優勝が少ないのが一目瞭然。
しかも、表を〝タテ〟ではなく〝ヨコ〟に見てみると、同年で1号艇が3連勝したのは2013年のみ。今年はここまで新春開運の石倉洋行、どんたくの中辻崇人と1号艇が優勝しているだけに、中辻がジンクスを打ち破れるかにも注目が集まります。
そこで好配当の使者を探るために、まずは優出メンバーの通算V率を見てみましょう。これは優勝戦における勝負強さを数値化したものです。

優勝戦1号艇の中辻崇人は28.6%と25%オーバーで文句なしの勝負強さ。今年も既に6Vと完全にVハンターと化しています。優勝戦インコースでの通算V率も71.1%(76戦54勝)と問題ありません。
ただ、松田大志郎は27.5%と中辻に匹敵する数字を残しており、勝負強さで対抗できる唯一の選手と言えそうです。

次に注目したいのは、優勝戦で波乱を起こした割合を示したイン以外のV率。ここで目を引くのは100%の植田太一。