【ボートレース福岡(サマータイム)一般】3大特選の優勝戦は波乱の歴史


【記者コラム・森大輔の勝ち組の法則】

【ボートレース福岡(サマータイム)一般】3大特選の優勝戦は波乱の歴史


 まずは2000年以降の3大特選優勝者の表を作成したので見てください。優勝者の左が枠番ですが、1号艇の優勝が少ないのが一目瞭然。
1号艇は全77戦29勝でV率は37.7%と優勝戦1号艇としてはかなりの低さ。3大特選の優勝戦は1号艇がかなり弱く、波乱の結末が多いのが特徴なのです。

 しかも、表を〝タテ〟ではなく〝ヨコ〟に見てみると、同年で1号艇が3連勝したのは2013年のみ。今年はここまで新春開運の石倉洋行、どんたくの中辻崇人と1号艇が優勝しているだけに、中辻がジンクスを打ち破れるかにも注目が集まります。

 そこで好配当の使者を探るために、まずは優出メンバーの通算V率を見てみましょう。これは優勝戦における勝負強さを数値化したものです。

【ボートレース福岡(サマータイム)一般】3大特選の優勝戦は波乱の歴史


 優勝戦1号艇の中辻崇人は28.6%と25%オーバーで文句なしの勝負強さ。今年も既に6Vと完全にVハンターと化しています。優勝戦インコースでの通算V率も71.1%(76戦54勝)と問題ありません。

 ただ、松田大志郎は27.5%と中辻に匹敵する数字を残しており、勝負強さで対抗できる唯一の選手と言えそうです。

【ボートレース福岡(サマータイム)一般】3大特選の優勝戦は波乱の歴史


 次に注目したいのは、優勝戦で波乱を起こした割合を示したイン以外のV率。ここで目を引くのは100%の植田太一。
優勝は1回しかありませんが、この優勝は6月に住之江で今や大阪のエース格である上條暢嵩のイン戦をツケマイで撃破した中身の濃いものでした。今回は同期でデビュー初Vを狙う楠原翔太が3コースなら、自らが勝つことはもちろん、失敗しても同期のアシストになると考えれば再び2コースまくりに出るはず。3大特選は1号艇の優勝が少ないことを考えても、好配の使者が植田なのは間違いありません。

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