
48歳、人生の折り返しを過ぎて「結婚」を目標に婚活を始めた漫画家・中川学が描く漫画『婚マン 独りで死ぬのはイヤだ』。年収200万円、身銭を切ってマッチングアプリに登録して、順調に複数の女性とデートをすることになった。
ヤフコメの辛辣なコメントに真摯に回答
――漫画を受けて、ヤフコメやSNSでさまざまな意見が書き込まれています。おそらく、勘違いされているだとうなというコメントもいくつかあるので、そのあたりをご本人に訂正していただこうと思います。
まずは「年収200万円はさすがに仕事をおさえているんじゃないの?」という意見です。
中川学(以下、同) いや、全然それはないです。全力でやってこれなんですよ。
――あと「失礼を承知で提言します。アラフィフの婚活は男女問わず、養老院でやれば上手くいくと思います」というコメントもあるのですが……。
なるほど、それは確かにそうかもしれないですね。
――いやいや! これはさすがにヒドいですよ(笑)。中川さんもアラフィフの方もまだそこまでの年齢ではありませんよ。
ほかには「男性は本当に見通しが甘いな。
そうですか……。
――でも、ここは読者の方が一番大きな勘違いをしている部分で、中川さんはこれまでの人生でわりとモテてきたんですよね。
はい、そうですよ。……いやいや、そんなことないですけど(笑)。
――いやいや、高校の陸上部に入って足が速かったりとか、学生時代に一番モテるスペックじゃないですか。
確かに足は速かったですね。でもモテていたのは中学生ぐらいまでで、本当にその頃だけって感じです。
――40歳を超えてから通い始めたカルチャースクールでも、複数の女性とイイ感じだったとも聞いています。中川さんが決して“非モデ”ではないというのは、読者の方に知っておいてほしいなって思います。
まあでも、中途半端に中学生のときぐらいまでモテていたから、いまだにそのプライドがあって、うまくいかないというのもあるかもしれませんね。
「まだ恋愛を経たい!」
――漫画では、見た目が好みじゃない女性に対して、“ときめかない”という理由で疎遠になっていましたが、そういったこともあるのでしょうか。
……なきにしも……非らず…です。
――今まで付き合ってきた方はすべて、ご自身のタイプの女性でしたか?
めちゃめちゃ経験少ないですが、確かに付き合ってきた方はそうでしたね。
――ただ、一般的には「結婚相手」と「交際相手」は違うなんて意見もありますよね。でも、やはり中川さんとしては「結婚相手」を探すのではなく、「交際相手」を探して、その先に結婚があれば……という感覚なのでしょうか。
中学生のときにちょっとモテたとかいう話をしましたけど、でも、本当にそこから全然モテなくて。大人の恋愛に関しては二人ぐらいで・・・。だから、「まだ恋愛を経たい!」っていう気持ちがあるのかもしれません。
めちゃめちゃ恋愛してきた人が、「もう恋愛はいいや」「あとは結婚だな」みたいになって相手を探すのとは違うわけですよ。「ときめいてから結婚」っていうのはまだ外せないんです。
だから、いきなり落ち着いた関係で「結婚に向かおう」っていうところにはなかなかいけません。
やばい、気持ち悪い受け答えだなこれ…なんかすいません。
――好みの方とマッチングした際には、やはり自分のテンションは全然違うものですか?
そうですね。
――その方とは実際にお会いになりましたか?
そこのエピソードに関しては、漫画に描きましたので、漫画を読んでいただけると嬉しいです。
取材・文/ライター神山 撮影/井上たろう
★婚マンお見合い相手募集
漫画「婚マン」では、作者の中川学先生が本気で婚活に取り組むその実態を描いています。集英社オンラインでは、本気でパートナーを探している中川先生とお見合いしてみたい、一度お話してみたい、という方を募集しています。プライバシーや個人情報を厳守することはお約束しますので、中川先生とお見合いしたいと思う場合は下記までご連絡下さい。
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