芸能界を引退した元人気タレント・今泉佑唯(26)が“復帰”宣言で語った引退の理由「ドアノブをガチャガチャされて…身の危険を感じたんです」 【2025年3月ベスト記事】
芸能界を引退した元人気タレント・今泉佑唯(26)が“復帰”宣言で語った引退の理由「ドアノブをガチャガチャされて…身の危険を感じたんです」 【2025年3月ベスト記事】

2025年3月、集英社オンラインで読まれた人気記事ベスト5をお送りする。第5位は、復帰を表明した今泉佑唯さんのインタビュー。

今泉さんがかつて引退を決意した理由とは……

2025年3月に、集英社オンラインで反響が大きかった人気記事ベスト5をお送りする

第1位は世間を震撼させた高田馬場でのライバー女性刺殺事件。編集部が独自に入手した加害者と被害者のLINEのやりとりが注目され、Xでもトレンド入りした。

第2位は旭川女子高生殺害事件の判決公判の記事だ。被害者の母親の悲痛な意見陳述の言葉に多くの読者から反響があった。第3位はXで議論が沸騰した「ごんぎつね」の感想文の記事、第4位は引っ越し中に作業員から性被害を受けた女性の取材記事、第5位は復帰を表明した今泉佑唯さんのインタビュー記事である。

第1~5位のランキングは以下の通り。

第1位
〈女性ライバー刺殺・衝撃LINE入手〉「時間かかると思うけど絶対返すから100万かりたい」「もう頼まないから5万だけおねがいしていい?」…高野容疑者と「最上あい」金銭トラブルの詳細

第2位
〈旭川・女子高生殺害 懲役23年判決〉「なんの涙ですか」遺族が内田梨瑚の舎弟に投げかけた言葉と、17歳被害者の絶たれた夢【裁判傍聴】

第3位
最低な「ごんぎつね」の感想文? 小学生の回答に先生から“厳しい指摘”「国語嫌いになっちゃう指導の仕方だ」とSNS上で批判も…

第4位
〈引っ越し業界の闇〉大手業者に依頼した女性が作業員からまさかの性被害に…だが作業員は委託だった!大手業者の法的責任は?

第5位
芸能界を引退した元人気タレント・今泉佑唯(26)が“復帰”宣言で語った引退の理由「ドアノブをガチャガチャされて…身の危険を感じたんです」

↓以下記事本編

元欅坂46のメンバーとして2016年にデビューし、2022年に芸能界を引退した俳優・タレントの今泉佑唯(いまいずみ・ゆい)が、このたび表舞台に復帰する。インタビューをオファーしたところ、「いろいろ話せない事情もありますが、今話せる範囲でよければ、お話しします」と取材に応じてくれた。一連の騒動後に起きた突然の引退発表時、彼女の身には何が起きていたのだろうか。 

「子どもを守りたい」という想いから、芸能界引退を決断

ーー今泉さんは2022年10月に芸能界を引退しました。引退を決めた一番の理由は何だったのでしょう?

今泉佑唯(以下、同) 22年の10月以前から、写真週刊誌のかたが自宅周辺に張り込んでいることには、ずっと気づいていて。それに対して、元パートナーとも「いつか撮られるよね」と話していたんです。ただ、その時点では子どもを撮られるとは思っておらず…。

あるとき撮影されたことに気づいて、記者さんのほうに歩いて向かったんです。私としては責めるつもりもなく、「撮りましたか?」とお聞きしたかっただけなのですが、こちらに気づいて、そそくさと車を発進させていなくなってしまい……。

それに対して、すごくモヤモヤした気持ちを抱えてしまいました。その後、掲載予定の週刊誌の“早刷り”の写真に子どもが写っていたのを見たときに、引退を決意しました。

ーー子どもの写真を撮られたことが、今泉さんにとって衝撃だったと。

私と彼が撮られるだけならよかったのですが、子どもに対してもっと配慮していただけたら嬉しかったですね。知らない人が私の子どもの写真を持っているという状況がすごく怖くて……。「今のままでは、子どもを守れない」と、そのときに思ったんです。

大勢の“迷惑YouTuber”が押しかけ、入居5カ月で引越し

ーー元パートナーの事件が発覚したときには、彼が配信者だったこともあり、たくさんのYouTuberが自宅まで押しかけてきてしまったんですよね。

はい。生配信中にインターフォンを押す、みたいなこともされてしまったんですよ。しかも、それが私の家ではなくて、まったく別のかたの部屋で……。近所のかたに迷惑をかけてしまう形になってしまい、引っ越してきてまだ5カ月しか経っていなかったのに、結局、別の家を探さざるを得なくなりました。

あと、当時最初に週刊誌に掲載された写真も、自宅の前で撮られたものだったんですが、背景がまったくボカされていなくて。場所が簡単に特定できるような写真だったので、それを見たYouTuber以外の人たちもどんどん集まるようになってしまったんです。

中にはドアノブをガチャガチャ回されることもあって……。小さな子どもを守らなくてはならなかったので、すぐに引っ越すしかありませんでした。

ーーもしパートナーが芸能人・タレントであれば、YouTuberがガンガン突撃してくることもなかったかもしれません。

たしかに、相手がYouTuberという職業だったため、同業者の方々から「狙ってもいい」と思われていた部分はあるかもしれません。そういう意味でも、「私が(芸能界から)いなくならないと止まらないな」と思い、辞めることを決めました。

ーー引退して、少し気持ちが晴れた部分はあったのでしょうか?

解放感はまったくなくて、逆にすごく生きづらさを感じるようになってしまいました。というのも、一度表舞台に立ってしまった以上、記事やインフルエンサーのネタにされない、自宅を特定されないというのは不可能だと気づいて。今振り返ると、仕事を辞めたあとのほうが、精神的なストレスが大きかったように思います。

ーー一般人に戻ったのにも関わらず?

その相手が何者だったのかはわからないのですが、引退して普通に生活していても、双眼鏡を向けられたり、張り込んでいる車を見つけたりすることがあったんです。それを見つけて「どうやって家に帰ろう?」と悩むことも多くて。

過去の経験から、自宅前にクルマが停車していると身構えてしまう自分がいたり、記事にはなっていませんが、実際に日常生活を撮られてしまうことがあったり……。

芸能界にいるときは、そういうことがあっても仕事自体が楽しかったのでやり過ごせていましたが、引退後はただただストレスに悩まされるだけになってしまいました。

引退後はコールセンターの仕事を経験

ーー引退していた期間は何をされていたんですか?

数カ月ほど在宅の仕事をしていた時期もありましたが、基本的には専業主婦として過ごしていました。

ーー在宅の仕事というのは、具体的にどんなものだったのでしょう?

知人の紹介で始めた仕事なのですが、自宅でできるコールセンター業務のようなものでした。主にお客様との電話対応や事務作業が中心でしたね。

あっ、電話対応と言っても詐欺的な仕事じゃないですよ(笑)。私がやっていたのは、行政が運営している不用品回収の受付や手続きを進める仕事だったので、まったく怪しくないです。

ーーその頃から、芸能界に復帰したいという気持ちはあったのですか?

いや、当時は復帰に関してはまったく考えてなかったので、目の前の仕事をしっかり頑張っていこうと思っていたんです。ただ、電話でお客様とやりとりをしていると、どうしても子どもの声が入ってしまうことが結構あって……。思うように仕事ができず、結局長くは続けられませんでした。(中編に続く)

取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班
撮影/松木宏祐

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