今泉佑唯「今の自分が世間の皆さんにどう受け止められるのか…」楽曲配信、イベント出演で“本格復帰”決定…発表前に記者に語っていた本音を公開
今泉佑唯「今の自分が世間の皆さんにどう受け止められるのか…」楽曲配信、イベント出演で“本格復帰”決定…発表前に記者に語っていた本音を公開

元欅坂46の今泉佑唯が“本格復帰”へと動き始めた。4月28日、今泉はオフィシャルWEBサイトとInstagramアカウントを同時に開設することを発表。

《この度、ご縁をいただき、事務所に所属し、今後の活動をサポートしていただく運びとなりました》と綴り、さらに29日0時には自身の書き下ろし楽曲「足跡」を配信することも発表した。 

引退後は自宅で不用品回収のコールセンターの業務をしていた

今泉は2022年10月に芸能界を引退していたが、今年3月「集英社オンライン」のインタビューに応じ、芸能界への復帰を宣言。フリーで活動を再開させていた。

当時のインタビューでは、復帰の理由について、

《一度表舞台に立ってしまった以上、記事や配信のネタにされない、自宅を特定されないというのは不可能だと気づいて。芸能界を辞めてもこんなに辛いのであれば、自分の人生を楽しく生きるほうが、自分にとっても子どもにとってもいいのではないかと思うようになりました。そこから、復帰を考えるようになったんです》

と語っていた今泉。

一体、彼女に何が起こっていたのか。

欅坂46の一期生オーディションに合格し、CDデビューシングルとなった「サイレントマジョリティー」ではフロントメンバーを務め人気を博した今泉。グループを脱退後も俳優としてドラマや舞台で活躍したが、2021年1月に人気YouTuberとして活動する男性との結婚と妊娠を発表。同年6月に第一子を出産した。

しかし今泉が語ったところによると、産後の生活は週刊誌記者と迷惑系YouTuberに怯える壮絶なものだった。週刊誌に掲載された写真から自宅を特定され、 迷惑系YouTuberが大勢押しかけたため、入居5カ月で引っ越しを余儀なくされたという。さらに――

《掲載予定の週刊誌の“早刷り”の写真に子どもが写っていたのを見たときに、引退を決意しました。

知らない人が私の子どもの写真を持っているという状況がすごく怖くて……。「今のままでは、子どもを守れない」と、そのときに思ったんです》

今泉は引退を表明したブログで、「今後、今泉佑唯として活動することは一切ございませんので記事を書いたり、追いかけてきたりするのはお願いなのでもうやめていただけませんか」と強い口調で訴えた。

引退後は自宅で不用品回収のコールセンターの仕事をして家計を支え、普通の生活を送っていた今泉。だが、待ち伏せや盗撮の気配に悩まされる日々は延々と続き、しだいに“引退”の意味に疑問を持つようになったようだ。

《芸能界を引退してからも、昔お世話になっていた演出家の方に舞台鑑賞に誘われることが何度かあって。観客としていろんな舞台を観るうちに、「自分もあのステージに立っていたんだよな」「またやりたいな」と思う気持ちが、少しずつ強くなっていきました》

こうして、再び表舞台に返り咲くことを決めた今泉。引退している間にパートナーとの関係にも変化があったようで、インタビューでは彼とはすでに「他人」であり、現在はシングルマザーであることを明かしていた。

「今の自分が世間の皆さんにどう受け止められるのか…」

だが、元パートナーは、度々世間を騒がせてきた人物であり、そんな彼との“過去”は、少なからず彼女の今後の活動にも影響を及ぼすだろう。そのことについて尋ねると、

《今の自分が世間の皆さんにどう受け止められるのか。それはすごく気になる部分です。ただ、過去に起きた一連の出来事に対しては、自分の中で「これが正解」という答えがあるものだとは思っていなくて。たぶん、間違いもなければ、正解もないんじゃないかと感じています》

と冷静に語った。

一方、復帰後のビジョンについては、

《今までよりもずっと困難な道が待っていると思いますし、その覚悟もしています。アイドル時代のマインドではやっていけないとも思っていますが、あまり焦らずに、今の自分に何が求められているのかをしっかり見極めながら、周囲の方々とたくさん話し合いながら向き合っていけたらいいなと思っています》

と、前を向いていた。

所属事務所が決まり、新たなスタートを切る今泉。コメントには、「母として、一人の人間として、日々成長を重ねながら、一つひとつのお仕事に真摯に取り組んでまいります」と綴っている。インタビューでも、「私にとって何よりも大切なのは、子どもです」と語り、元パートナーと子どもの関係についても、「子どもの気持ちを尊重しながら、最善の選択をしていきたい」と、母の強さを垣間見せていた。

「配信される楽曲は以前ラジオに出演した際に歌わせていただいた曲で、引退したときの思いや、復帰の決意がこめられています。今後のことですが、おかげさまで大阪のファッションイベントの出演や都内でおこなわれる写真展などが決まっております」(所属事務所)

母となった“元アイドル”の挑戦が始まる。

取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班

撮影/松木宏祐

スタイリスト/工藤祐司

ヘアメイク/池上豪

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