「いいですね」と互いにSNSでわいせつ画像を共有した変態教員グループ「熱血教師だった」「教師の指導もしていた」逮捕のきっかけは、少女のリュックに体液をかけた鬼畜教師
「いいですね」と互いにSNSでわいせつ画像を共有した変態教員グループ「熱血教師だった」「教師の指導もしていた」逮捕のきっかけは、少女のリュックに体液をかけた鬼畜教師

6月24日、名古屋市と横浜市の公立小学校の教員同士が女子児童の盗撮画像をSNSのグループチャットで共有したとして、愛知県警が摘発した。グループでは少女の下着など約70点の画像などが共有されており、学校内で盗撮されたとみられるものも含まれていた。

子供をターゲットにした「教育者」の素顔に迫る。 

グループには全国の小中学校教員ら約10人が参加 

県警少年課が6月24日、性的姿態撮影処罰法違反(撮影など)容疑で逮捕したのは名古屋市立小坂小教員の森山勇二(42)=名古屋市天白区菅田=と横浜市立本郷台小教員の小瀬村史也(37)=横浜市戸塚区吉田町=の両容疑者。

2人はそれぞれ愛知県内と神奈川県内の施設で別々の女児の下着を盗撮し、共有した疑い。ともに容疑を認めている。グループには全国の小中学校教員ら約10人が参加しており、メンバー同士で「うらやましい」「いいですね」など犯行を賞賛し合う体質が根付いていたという。

驚愕の変態教員連合の発覚に、名古屋市と横浜市の教育現場にも激震が走っている。名古屋市教育委員会は取材に対し、こう答えた。

「森山勇二はこの学校が3校目です。名古屋市緑区の小坂小学校に着任したのは2023年4月で、教務主任をしていましたが、今年から主幹教諭という立場になり担任などは持っていません。

しかし教諭への指導はもちろん児童への指導も行う立場で、学校行事の引率のサポートなども行うため、全学年の児童と接する機会があったと思います。

 最近では修学旅行や運動会などの大きな行事以外は、カメラマンに撮影を依頼しないケースが多いです。そのため校外学習や遠足などで教師がデジカメやスマホで集合写真を撮ることは珍しくなく、児童らにも教師に撮影されることへの違和感や抵抗感が少なかったと思います。この主幹教諭もそういう状況下にあったのかと推測します」

盗撮する機会は十分に担保されていたということか。

同校の校長による森山容疑者の評価は「積極的に仕事に取り組み、親御さんとの連携もあり悪い印象は一切なかった」という。

「連絡事項で家に電話をかけてくる際も親身に話を聞いてくれたのに…」

森山容疑者は初任地の旭丘小学校(名古屋市東区)に2009年4月から2015年3月まで勤務、2校目の大宝小学校(同熱田区)には同月から2023年3月まで勤務していた。

「森山先生が旭丘小学校にいた時に、娘の担任でした。当時先生は30代で爽やかな青年という感じで、教育熱心でまったく嫌な印象はありませんでした。連絡事項で家に電話をかけてくる際も、親身に話を聞いてくれた記憶があります。

娘からも嫌な思い出はないと聞いています。そんな先生にこんな邪悪な一面があったとは、そのギャップに驚きです。つくづく人は見かけによらないし、恐ろしいです」(森山容疑者が受け持った児童の母親)

今回の“変態教員連合”が摘発されたきっかけは、同じ名古屋市立小学校教員によるわいせつ事件が発端だった。社会部デスクが解説する。

「今年1月28日夜、名古屋市熱田区の駅のホーム上で当時15歳の少女が背負っていたリュックに体液をかけられるという事件があり、愛知県警は3月10日、器物損壊容疑で名古屋市立御劔小学校教員の水藤翔太容疑者(34)を逮捕しました。

県警のその後の捜査で水藤教諭が今回の盗撮SNSグループに参加していたことがわかり、変態教員連合の存在が明らかになった。グループチャットは森山容疑者が管理しているとみられ、県警が余罪を含めて厳しく追及しています」

「26日にも学校で保護者説明会を行う予定です」

一方、横浜市教育委員会によると小瀬村容疑者は2010年に採用されて桜岡小(港南区)に赴任、2016年からは釜利谷小(金沢区)で勤務し、2023年4月に本郷台小学校へ転任、3年生のクラス担任と学年主任を務めた。2024年から今年3月までは2年生のクラス担任と学年主任、4月からは再び3年生のクラス担任と学年主任を務めていたという。

「本郷台小は児童数が少なく1学年2クラスしかありませんが、小瀬村教諭は少ないながら学年の教員をまとめる立場で、校外学習の引率なども担当していました。

警察からは逮捕をしたという旨の連絡だけで、詳細は把握しておりませんが、もし事実とすれば教職者としてあってはならないことと認識しております。保護者の方からは学校側に問い合わせが多くきており、26日にも学校で保護者説明会を行う予定です」(横浜市教委)

愛知県警の調べに小瀬村容疑者は「女子児童の下着姿を撮影し、グループの人に送ったことは確かなことです」と供述しており、勤務する本郷台小の教室などで犯行に及んだ可能性もある。

「担任クラスの体育の授業には教員も体操着に着替えをします。しかし、当教育委員会では教員の着替える場所までは指定していないので、小瀬村教諭が教室で着替えをしていたかどうかまでは把握していません」(同)

変態教師たちは、いったい何のために教師になったのだろうか。

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取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班

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