中国大会を制し、明治神宮大会は準優勝と好成績を残した広島商業は左右の二枚看板を要し、3年ぶり23回目の選抜に挑む。
投手陣は左右の二枚看板が軸。最速140キロを誇る大宗和響は昨秋公式戦59回2/3を投げて57個の奪三振を記録した。左腕の徳永啓人は昨秋公式戦で36回を投げ27個の奪三振を記録し、左右の軸が試合を作る。中国大会はローテーションや継投など2人が主戦として投げ切った。明治神宮大会でも準決勝までの2試合でどちらも先発を経験するなど、どちらが投げても計算できるのが強みだ。他にも背番号11の片岡虎士が控える。
打線は伝統の繋ぐ野球を継承する。県大会は怪我で出遅れた1番小田健登は明治神宮大会の敦賀気比戦で決勝点を放ち、復活を証明した。続く2番西村銀士は昨秋公式戦打率.386、6打点と中軸に繋ぎ3番を打つ三田桂慎は打率.375を記録した。4番の名越貴徳はチームトップの14打点をあげ勝負強さを見せ、5番の菅太一も打率.538を残し6番片岡亮祐も13打点と中軸以降も抜け目がない。
前回出場の選抜大会では1勝をあげたものの、メンバーにコロナ感染が発覚し2回戦は不戦敗となった。それ以来の選抜出場で広商OBの雪辱も果たす大会となる。
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