北信越大会を制し、明治神宮大会でもベスト4と好成績を残した敦賀気比が5年連続12回目の選抜に挑む。
投手陣は左右の二枚看板の継投で勝ち上がった。選抜では背番号1を背負う左腕の管田彪翔は昨秋公式戦で52回1/3を投げて防御率1.55・奪三振52と安定した投球内容を見せた。昨秋背番号1を背負い選抜では背番号10で挑む右腕の五十子季壱は昨秋公式戦22回を投げて防御率0.82を記録。主に管田が先発、五十子がリリーフの役割をして勝利の方程式を確立させた。その他にも背番号6の岡部飛雄馬、背番号18の中川瑛心、背番号20の山本竜毅、背番号11の東川太紀など豊富な投手陣を揃える。
昨秋公式戦の平均得点は8点以上と今大会出場校の中でもトップクラスの攻撃力を誇る。
打線を必発1番岡部飛雄馬は昨秋公式戦打率は.535・打点15とチームを牽引した。2番を打つ河村永遠も昨秋公式戦打率.415を記録し、1・2番が得点のチャンスを作る。中軸は4番に座る小林拓斗が昨秋公式戦打率.333を記録。明治神宮大会初戦の沖繩尚学(沖繩)戦では本塁打も放った。
チーム盗塁数も25個と機動力も活かして勝ち上がった。北信越大会決勝戦の日本航空石川(石川)戦や明治神宮大会準決勝の広島商業(広島)戦は最大5点あった点差を追いつくなど土俵際の強さもある。選抜は4年連続初戦敗退が続いているが持ち前の総合力で今年は連敗脱出に止まることはない活躍に期待したい。