ヤマト運輸を恫喝!YouTuberとして活動中の27歳チェーンソー男を逮捕 

ヤマト運輸を恫喝!YouTuberとして活動中の27歳チェーンソー男を逮捕 

ヤマト運輸の営業所でチェーンソーを振り回し、従業員を恫喝した容疑で27歳の男が逮捕された。容疑者は「YouTuber」としてネット上に動画を配信する活動を行っていた。事件の様子も自ら撮影、ネット上に投稿したことで炎上し、今回の逮捕に至った。

ヤマト運輸従業員をチェーンソーで恫喝 27歳YouTuber男を逮捕

三重県警は2017年1月5日、三重県伊賀市にあるヤマト運輸の営業所で、従業員をチェーンソーを使って恫喝したとして、27歳の男を暴力行為等処罰法違反容疑で逮捕した。

容疑者の男は「YouTuber」として活動を行っており、事件の様子も自ら撮影し、動画サイトYouTubeに投稿。

当該の動画は既に削除されているが、チェーンソー片手にヤマト運輸の営業所で「オイコラ泥棒詐欺師」「はよ荷物出さんかい」「全世界配信したるぞ」「なめくさりやがってオラ」「YouTuberなめとったらあかんで」などと怒鳴りつける光景が映し出されていた。

朝日新聞によると、ヤマト運輸の本社は昨年12月末にトラブルや動画を確認。県警に相談し、5日に被害届を出した。同社は「従業員の対応にミスはなかったと認識している」(広報戦略部)としている。

HIKAKIN所属会社、好きなことで生きていくYouTuber1000人を募集!
人気YouTuberの収入は3000万円! YouTube儲けのカラクリ

ヤマト運輸に落ち度なし YouTuber男がチェーンソーで恫喝に至った理由とは?

容疑者はこの事件の直前に、「犯行予告」とも言える動画を投稿。半裸姿で激昂している様子を見せ、「不在時に注文していたWi-Fiルーターを父親が受け取らず、配送員が持ち帰った」とヤマト運輸を襲撃する理由を興奮気味に説明した。

時事通信朝日新聞などによると、逮捕後には「通信販売で代引き購入した商品が不在時に届き、配送員が持ち帰ったことに腹が立った」「過激な演出を配信することでイライラを発散しようと思った」などと供述しているという。

先払いやカード払いならまだしも、代引きで受け取り拒否されたなら営業所に保管するのが当然であり、ヤマト運輸に一切の落ち度はない。それを自分の機嫌や趣味のために従業員を危険な手段で恫喝するなど、決してあってはならないことである。


【話題】子どもが将来「おでんツンツン男」にならないためには

逮捕直前まで動画投稿!勘違い「謝罪会見」も配信

Youtubeは彼にとって世界の中心だったのだろうか―――。

ネット上で問題の動画が大炎上したあともほぼ毎日のように動画を投稿し続けた容疑者の男。

逮捕される直前である5日に、「謝罪会見」と称した動画も投稿している。関係者や視聴者に謝罪し、数十秒間に渡って2度頭を下げる様子などを公開した。

その直後「テレビの取材が来ました」という動画まで投稿。テレビ局職員と思われる男性と会話をする様子などを映し出した。


また、容疑者の男は動画の概要文に以下のような記載を添えている。

変人は即ブロック!!!特に注意事項を読まない人は即ブロックになりやすいので注意してください!生意気なコメントやこのチャンネルにふさわしくなさそうな臭い出してくる人はさようなら。僕のファンの皆様との交流の場です^_^
youTuberハッセ~の8003TV-YouTube


これに対し、ネットユーザーからは「本人は変人どころか狂人だった」などと突っ込みの声が寄せられているが、いずれにしても自己顕示欲や承認欲求の強さが伺える一文である。



ASKA逮捕劇にも殺到! 一般人の顔を生配信! モラルなきYouTuberたちの暴走が止まらない……

チェーンソー男に世間の親からは「ありがとう」の声も!?その真相とは

チェーンソーという危険な道具を使い、理不尽な理由で宅配業者を恫喝するという許されざる行為で逮捕された容疑者。
一方で、小さな子供を持つ親世代からは“感謝”されているという不思議な現象が起きている。

というのも、今回の事件を受け、「YouTuberを目指していた子供が「ちゃんとした職業に就きたい」と言い出した」というTwitterユーザーの投稿があり、6日午後の時点で3000を超える「いいね」が寄せられているのだ。




ORICON STYLEが報じているように、2016年に大阪府内のとある小学校が「4年生男子の将来の夢」をアンケート調査したところ、3位にランクインしたという「YouTuber」。子供からの支持は厚いとはいえ、不安定で馴染みのない職業なだけに、親からしてみれば子供から「なりたい」と言われたら閉口してしまうだろう。今回の一件で「YouTuber」に対する好感度が下がり、子供が“目を覚ました”ことに胸をなでおろしている親も少なくはないのかもしれない。

国内ニュースランキング

国内ランキングをもっと見る
お買いものリンク PR