高橋克典といえば、数々の有名作品に出演してる役者であるが、実は歌手としてもいくつかの作品を残している。

俳優より音楽デビューの方が先だった


両親を音楽教師に持つ高橋は、13歳でバンドをはじめた。そんな高橋は1993年、「抱きしめたい」で歌手デビューを果たしている。

当時の高橋は音楽色が強く、「一生、歌ってられたいいな」としつつ、「よくできたと思うことは、まだ一度もない。考えてきたことの2割ぐらいしかできてない」と語っている。また、「レコーディングやってるときは、演技なんて一生やらないと思うけど、ドラマやってると『歌やめちゃってもいいかな』なんて」と、役者と歌手業の間で揺れ動いているかのような発言も残していた。

『ポケベルが鳴らなくて』に出演


そんな高橋は歌手デビューの同年、『ポケベルが鳴らなくて』に出演。本作は高橋にとって、初の連続出演となる。緒方拳演じる水谷が29歳年下の保坂(裕木奈江)と不倫関係に落ち、ゆくゆくは水谷の家庭が崩壊していくという内容。高橋は、妻子ある水谷に恋人を奪われ、復讐のため、その娘に近づくという役柄を演じた。


学園祭での音楽活動の日々だった


『ポケベルが鳴らなくて』に出演したものの、高橋はまだ無名であった。そのため、ドラマ終了後も高橋は、女子大の学園祭でコンサートをするなど、しばらく歌中心の活動を続けたという。

梅宮辰夫を頼らなかった高橋克典


ところで高橋といえば、梅宮辰夫と親戚である。しかし、高橋は梅宮を芸能活動をする上で頼らなかった。1999年の「サラリーマン金太郎」で一気にブレイクし、「特命係長 只野仁」で梅宮との共演を果たした高橋。きっと梅宮も誇らしかったに違いない。
(ぶざりあんがんこ)


※イメージ画像はamazonより高橋克典 ドラマ主題歌カバーアルバム(仮) (ミニアルバム)