今月24日、第67回紅白歌合戦の出演者が発表された。宇多田ヒカルやRADWIMPSなど豪華な初出場アーティストも話題となったが、一番の驚きは昨年まで39回出場の和田アキ子の落選だろう。

ネットでは近年、和田アキ子の紅白出場が発表されると、「ヒット曲もないのになんで出るのか」など批判的な意見が目立ったが、いざ出ないとなると、それはそれで寂しいという人もいる方もきっといるはずだ。

ところでこの和田アキ子、かつて紅白歌合戦に関連した一件で、土下座謝罪したことがある。"ご意見番"としても知られる彼女がなぜ土下座するまでに至ったのだろうか。

和田アキ子、痛恨のミス


きっかけは2007年の『第58回NHK紅白歌合戦』。この年も見事に紅白出場を果たした和田であったが、"事件"は自身が出演する人気番組『アッコにおまかせ!』で起きた。
この年の紅白出演者が発表された直後に放送された同番組内では、初出場歌手についてフリップで紹介。その際に、白組初出場のすぎもとまさと氏に話が及んだ。

名前と顔写真、そして「初出場では史上最年長タイ 作曲家としても活躍」というすぎもと氏の紹介文がフリップに表示されていたが、和田は「全然知らない」と一刀両断。しかし、なんと次のフリップをめくると、そこには「すぎもとまさと(杉本真人)作曲のアッコの曲」として、『待ちわびて』『つれづれ恋人』の2曲が紹介されたのだ。

土下座謝罪した和田アキ子


さすがの和田もこれには動揺を隠しきれず、その場で土下座して謝罪。「紅白のリハーサルでしっかりとお詫びしたい」と語ったのだ。
実際に、当時の記事を調べてみると、12月30日に行われた紅白のリハーサルにて、男性歌手控室に出向いてすぎもと氏本人に謝罪したらしい。記事では突然の和田の訪問に出演者らは驚き、すぎもと氏の近くにいたEXILEメンバーは全員直立不動で和田に挨拶したことも紹介されている。


この一件を見ると、自身の曲を作曲した人物を忘れたことは擁護できないものの、その後はかなり誠意ある対応を見せたといえるだろう。

※イメージ画像はamazonよりゴールデンタイム
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