
さて、ここへやってきたのはあの黒田さんを一目見るため……ではなく、今年11月12日から販売開始されたという「東京水」をゲットするためである。
この「東京水」、東京都水道局が販売しているもので、都の「水道水」をペットボトルに詰めた商品。同局が進める「安全でおいしい水プロジェクト」の一環としてイベントや施設見学で配ってみたところ好評で、「買いたい」という声も多かったことから販売に踏み切ったという。
500ml入りで100円と、正直ミネラルウォーターに迫る勢いの価格設定だが、見どころなのはこのボトルに書かれた「100円で、このボトル約1000本分の東京の水道水をお使いいただけます」という説明文。このボトルがえんえん並ぶさまを想像してええええ!と衝撃を受けました。水道水の価格を理解してもらうには絶好の教材になるのかもしれない。
売っているのは「都庁第一本庁舎北塔45階 北展望室売店」、「都庁第一本庁舎南塔45階 南展望室売店」、「都庁第一本庁舎1階 北側売店」の三カ所、要するに都庁内だけであり、「都庁まんじゅう」同様の幻の東京土産といえるのではないだろうか。
名古屋の給水塔で年に2回配られるという「なごやの水」に比べると、パッケージデザインにイマイチインパクトがないように思うが、オフィスに持って帰って冷やして飲んでみたら、くせがなくてナカナカ美味しかったです。
都庁展望台の売店は、星の王子様グッズ、まりも、キティちゃんグッズと、正直「東京」となんら関係ないと思われるグッズもたくさん売られているが、よく見ると、浮世絵と都庁ビルを合体させた妙な絵葉書など不思議な限定グッズもあったりする。
空気の済んだこの季節、絶景を楽しみがてら覗いてみてはいかがだろうか。展望台は入場無料で夜は夜景が素敵みたいですよ。(みと)