コアラにシロウサギ…かわいい動物地名
長い時間車を運転しているときって、眠気防止も兼ねて、すっごくくだらないことを考えてみたりします。
このあいだは、日本海沿いの国道を走りながら、次に立って歩く動物は何だろう? と考えていました。

馬とか牛などは構造的にも難しそうだし、あまり可愛くない。やっぱりレッサーパンダくらいの大きさで、ふかふかもこもこしてて、思わずきゃーっ可愛いっと言いたくなるような動物……。

「こあら」

そうそう、コアラなんてどうだろう……って、あれ? 何で信号の脇の地名表記のところに、そんなヒントが書いてあるの?
少し、現実に戻るのに苦心しました。だって、まさか「こあら」なんて地名がナイスタイミングであらわれるなんて……。
ここは、山形県酒田市。町名も、「酒田市こあら」。
どうやらもともとの地名は「古荒」のようで、そう書かれると、普通だなあと思ってしまいます。でも、こあらか。

このような偶然から、その動物に直接由来するものまで、全国には動物そのものの地名がたくさんあります。
駅名になっているものだけでも、同じ山形県に「白兎」。青森県に「鮫」「大蛇」。新潟県には「燕」とか、それこそ数え上げたらキリが無いくらい。
昔は神奈川県に「キリン」なんて駅もあったみたいですし。
そういう地名を訪ね歩く旅というのも面白そうだなーと、私は思ったのでした。

……コアラはやっぱ立って歩かないか。(谷和原のぞみ/お気楽ステーション)