
『スポンジ・ボブ』は、日本でも2000年1月からCSのアニメーション専門チャンネル、ニコロデオンで放送され、以来ずっと人気を博している。が、一般的に広く認知されるようになったのは、グッズが出回るようになった昨年くらいからだろうか。
それにしても、この『スポンジ・ボブ』、本国アメリカでの人気ぶりは凄まじい。ケーブルテレビで放送されて以来、視聴率トップを走りつづけ、子どもたちの間では認知度もぶっちぎりナンバー1の、いわば国民的キャラクターなのだ。そして昨年11月には待望の映画も公開。アメリカ国内を皮切りに世界各地で上映され、興行収入はアニメでは異例の1億ドルを突破しているという。
『スポンジ・ボブ』のアニメーション自体は、確かに子ども向けではあるのだけど、アイロニックかつユーモアたっぷりなところが、大人にも受ける魅力のひとつだろう。
念のため、スポンジ・ボブについてここでちょこっと解説。
彼は、海底都市“ビキニ・ボトム”に住む、海綿くんだ。そして、なんといっても、スポンジ・ボブが、“働いている”という設定に、グッとくるものがある。そう、彼は“カニカーニ”というバーガーショップでバイトしているのだ。しかも人生の目標は「完璧なカニバーガーを作り、今月の最も優秀な従業員」に選ばれること、ときた。
ああ、どこかの海底にこんな世界があるんじゃないか、(いや、あったらいいな)なんて、大人でも思えてくるほど、ほのぼのムードが心地良いのだ。(CS放送をご覧になれる方は是非チェックを!)
そんな『スポンジ・ボブ』は、グッズだって楽しいものが目白押し! アメリカで販売されているグッズといえば、“ないものはない”、1万以上のアイテム数を誇り、その売り上げは計り知れない。もちろんグッズはアメリカだけでなく、ヨーロッパ、中南米、アジア、と世界各地で大好評。現在、日本で売られているグッズはすべて輸入品で、総アイテムのほんのごく一部なのだけど、流行に敏感な女子高生の間では既にブレイクしはじめている。今年9、10月には、ようやく日本でも本格的に国内生産のライセンシーグッズとして、携帯アクセサリーやマスコット、ポーチなどが発売されるらしいので、これまた楽しみだ。
噛めば噛むほど味がでるというか、知れば知るほど、クセになってしまうキャラクター「スポンジ・ボブ」。これからの展開にますます目がはなせない! みなさんもどうぞ乗り遅れないように〜!!(田辺 香)