日ごとに寒さが増す今日この頃。暖房が欠かせなくなってきました。
ところで、エアコンはスイッチ一つで冷房にも暖房にもなる便利なものだが、夏と冬では同じ設定温度にしても体感温度が全く違う。以前、暖房と間違って冷房をかけてしまったことがあるが、吹きだす風はびっくりするほど冷たくなかった気がする。
この疑問の解き方は、おそらく中学生あたりで習っているのではないかと思うが、当時の記憶は忘却の彼方である。やはりここは分かりやすくお教えいただくしかない、とさっそく家電メーカーさんに問合せてみた。
ナショナルアプライアンスマーケティング本部の森田さんによると、「エアコンの冷房と暖房は運転の仕方が違います」と開口一番。
簡単にいうと、エアコンのしくみは気化熱を利用したもの。エアコンの室内機と室外機の間にあるパイプには冷媒が入っていて、圧縮機を通して気体になったり液体になったりしながら循環している。冷房の場合は、室外機から液体の冷媒が室内機に送られると、冷媒は気体に変えられて、このときの気化熱で部屋から熱をうばい、冷たい空気を室内に放出する。暖房の場合は、この冷媒の流れる向きを逆にして、室外の空気から熱を奪った冷媒を圧縮機で高温・高圧にして、室内機の熱交換器に送り、温かい空気を放出しているのだ。
「同じ室温にするのでも冷房と暖房はその吹きだす温度が違うんですね。たとえば、室内の設定温度を26度で考えると、外の気温にもよりますが、冷房だと吹きだし口から出る風の温度は5度くらいで、暖房の場合だと50〜60度になるかと思います」と森田さん。
冷房と暖房とでは、同じ設定温度でも出てくる風の温度が50度も違うとは思っても見なかった。寒い冬場に冷房をつけても外と中の温度差がないから吹きだす風が冷たく感じなかったのかぁと納得。当たり前といえば当たり前だが、改めて聞くとちょっとへぇ〜である。
エアコンの暖房の場合、たまにスーッと冷たい風が吹いてくる時がある。…



