
用意したベビースターは、「チキン」「天ぷらうどん」「揚そば」の3種類。メールによると、半分くらいまでお湯を注ぎ、1分ぐらいおいてから食べると美味しいとの事。果たして本当か?
まずは「チキン味」。少しだけそのまま食べてみると改めて美味しさを確認。もったいない気もしたが、お湯を注いで1分待ってみた。袋を覗くと、フワーとチキンの香ばしい匂い。柔らかくなった麺を箸で食べてみると……、なんとこれは美味しいじゃないですか! 食感は全く違えど、若干甘みのある麺と薄いチキン風味のスープがベストマッチ。普通のラーメンのようにとは言わないが、このどんどん食べれてしまう感覚は何なのだろうか? 確かに美味しい。
続いて「天ぷらうどん」。香りはまさに天ぷらうどんそのもの。麺は若干甘みが増したように感じられ、スープはまるでうどんのツユ。これまた美味しい。麺のコシとか全くないが、噛めば噛むほど増す麺の甘みは癖になる味。
さらに「揚そば」。鶏がらしょうゆ味という食欲を増すフレーズに悩みながらもお湯を注ぐ。1分後、細麺とダシのきいたスープがよく絡む絶妙なラーメンが完成。他の味と比べ濃いめのスープ。細麺によくしみこんだしょうゆ味。有無を言わせぬ圧倒的な存在感を放つ絶品で、へたなカップラーメンよりは数段美味しい。試した中でも一番美味しい。
何なんだお湯入りベビースター? 試してみる前は「やはりそのまま食べるのが一番です」という定番のオチの繰り返しかと思っていたが、実際はそうでなかった。お湯を入れただけで、どれもが素材そのものの力を存分に発揮し、予想以上の味に仕上がっている。個人的にはそのまま食べるより美味しいと思ってしまった。もし皆さんも、ベビースターを食べる機会があればぜひお湯を入れて食べてみて欲しい。また友人が言っていたように「結構やった事ある人は多いのか」も気になるので、ぜひ教えて頂ければ幸いです。(木南広明)