つぶらなヒトミとなんともいえない表情がキュートなハローキティ。いまや日本だけにとどまらず世界的にも人気のキャラクターだ。
そんなキティちゃんの笑顔に出会ったのは、つい先日のこと。ふと見かけたキティちゃんのDVDのパッケージをよく見ると、そこにはなんと満面の笑みをたたえるキティちゃん! 初めて見るキティちゃんの表情にビックリした。
私も子どもの頃は、多くのキティグッズを愛用していたキティファンの一人だが、笑顔のキティちゃんを見たのは初めて。たまたま私が見過ごしていただけなのか、それとも新しいバージョンなのか? 早速、サンリオの広報担当者にお話を伺った。
まず、口の描かれているキティちゃんはどこで見ることができるのかと訊いてみると、
「基本的にアニメーション作品のみとなります」
とのお答え。アニメーション作品には、劇場公開用やテレビ放送用、さらにビデオオリジナル(現在はDVD化)などがあり、短編も含めるとなんと45作品もあるという。しかも、
「一番初めに口の描かれているハローキティが登場したのは1981年に劇場公開された人形アニメーション映画『キティとミミィのあたらしいかさ』になります」
え、そんなに前から?と意外に思うほど、実は笑顔のキティちゃんの歴史は古かったのだ。単に私が出会えていなかっただけらしい。
とはいうものの、やはりキティちゃんといえば口が描かれていない表情がおなじみ。子どものころ、「描かれているのは、鼻か? 口か?」なんて話のネタにしたこともある。その理由も訊いてみた。
「それは、一緒にいる人と気持ちを分かち合うためです。口は最も表情を決定する要素。描かないことにより、嬉しい時には嬉しい顔に、悲しい時には慰めてくれている顔に見えます。キティの表情も接する人の、その時の気持ちによって変化して見えるわけです」
なるほどー、なんだか哲学のような奥深さ。キティちゃんがいつ見ても愛しく感じられ、世界中の人に愛される理由はここにあるのかもしれない。…
