江ノ島名物「しらす」がビールになった!
(上)2本セットで1200円 (中)黒ビールのようなしらすビール (下)キレイな色の塩ビール
江ノ島名物といえば、「しらす」。なかでも朝獲れたての生しらすを使った「生しらす丼」は、一度は食べておきたい逸品だ。
江ノ島には生しらす丼を出してくれる食堂もたくさんある。新鮮さが命ゆえ、他ではなかなかお目にかかることができない。

江ノ島に数ある食堂のなかでも、とくに有名なのが「とびっちょ」。江ノ島で唯一のしらす料理専門店で、連日行列ができている超人気店。その、とびっちょが今年6月9日に出したばかりの新商品がある。なんと、「しらすビール」。


「湘南の海の恵みを様々な形で味わって頂きたい。そんな思いから生まれた自慢のお酒」と謳うこのビール。厳密には発泡酒なのだが、原材料は、麦芽、ポップ、そしてもちろん、しらす。注いでみると、まずビックリするのがその色。まさに黒ビールのように真っ黒なのだ。「しらす」のイメージから勝手に白ビールを連想していた私は驚いた。
味は苦味とコクがあって、これまた黒ビールに近い味わい。料理との相性も考慮して行きついた味というだけあって、なるほど確かにしらす料理のおともにちょうど良さそうだ。

ちなみに、しらすビールと同時に販売された「塩ビール」も見逃せない。こちらも発泡酒で、色はきれいな黄金色。やわらかみがあり、ミネラルをたっぷり含んだ良質の塩(奄美・加計呂麻の塩)を使用していて、まったりした口当たりで飲みやすい。もちろん塩味も効いていて、いいアクセントになっている。


美味しく飲むには、栓を抜く前にビンを静かに上下さかさまに回すことがポイント。こうすると、底に沈んでいる天然ビール酵母が全体に行き渡るのだそう。現在、店頭及び店内でのドリンクメニューとして楽しめるほか、6月21日からオンラインショップでの通販も開始されたので気になる人は取り寄せてみては?

大人気のしらす料理専門店による「しらすビール」。おみやげにも手頃だし、世界にひとつしかないというレアさも嬉しい。江ノ島の新名物になる日も近いかも?!
(古屋江美子)