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古いテレビのあきらめどきは、いつ?

ライター情報:田幸和歌子

独身時代から、長年連れ添ってきた我が家のテレビ。どうやらお別れの日は、本当に近づいているようです。

うちの10年モノのテレビが、一昨年から不調&回復を繰り返している。

最初は突然、画面が真っ暗になり、しばらく休ませてあげると、またつくという、「ハンスト」みたいな状態だった。
ところが、それでテレビを買い替えようと決心するたび、何事もなかったように元気になり、半年ぐらい普通に働いたのち、また不調になった。

不思議なことに映らないのはテレビ映像だけで、ビデオやDVDを見るぶんには、何の問題もなく映る。
そうしているうちに発見したのが、まずは特に観たいわけでなくても何かのDVDを流しておいて、30分程度テレビを“あたためて”あげると、つくようになったこと(つまり、観たい番組の30分ぐらい前からつけておく必要がある)。

しかし、この状態もそう長くは続かず、“あたためて”も全くダメになった。結局このテレビ、ビデオやDVDの、モニターとしてのみ動いているということで、何か番組を録画しているときには裏番組を観られないという危機的状況のまま、現在に至る。

さらに、どういうわけか、背景などに「白」の割合が多い画面になると、「ブー」と激しいダメだしのような音が響くという、おかしな現象も起こっている。
それでも、買い替えの話をするたび、まるで魂があるように動き出すので、可哀想でどうにも替えられない。

そんな話をすると、実は自分の周りにも、同じような人がたくさんいることがわかった。
たとえば、映像が常に斜めになっているという家。ときどき画面が真っ暗になるけど、また映るという家。「画面は真っ暗でも、音だけは聞こえる」という家。

また、徐々に見えないチャンネルが増え、今では3つのチャンネルのみ見られるという家もあった。
潔く完全にこわれてくれたら、買い替えもできるのに……。
「それを『壊れてる』と世間では言うんです」と指摘しやがる友人まで現れたが、それでも、今がたまたま不調なのかもしれないという思いは消えない。

某家電量販店のテレビ担当者に聞いてみると……、
「画面が真っ暗になった場合、また動いたとしても、その間隔はどんどん短くなってきて、そのうち全然うつらなくなると思いますよ」
と言われた。
一部の局しか見られないとか、画面が斜めになっているなども「かなり(壊れが)進んでいる状態」で、ましてや我が家のように、DVDやビデオと連動させないとつかない状態ともなると、もはや手遅れのようである。
「おそらく故障個所がすでに複数になっていて、修理しても直るかどうか……。仮に直るとしても、かなりの費用と時間がかかると思いますよ」

だましだまし使ってきたテレビ。いよいよ別れのときがきたのか。
ちなみに、私の考える「ウンともスンともいわない完全な壊れかた」は、むしろあまりないそうで、やはり上記のような例が、残念ながら一般的には「壊れている」というのだそうです。
(田幸和歌子)
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ライター情報: 田幸和歌子

書籍出版社、広告制作会社を経てフリーに。月刊誌・週刊誌・夕刊紙などで執筆中。

2007年5月14日 00時00分

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