デキる営業マンの必需品!? 食べられる名刺『タベルメ』
(上)名刺交換のとき、内ポケットからすーっと取り出したのは……落花生??<br>(中)印字すると、こんな感じになります。<br>(下)こちらは結婚式の引き出物用の、金銀をコーティングした落花生
以前、Bitで『アドガム』なるものが紹介されていたが、落花生に社名や電話番号、氏名等を印字できる『食べられる名刺(略してタベルメ)』なるこんなサービスが話題となっている。

確かにインパクトは十分だけれど、実際にビジネスマンに需要はあるのか。
いざ電話をかけようと思うと、もらった落花生はもう食べちゃった後! なんてことになるのではないのか。また、落花生以外にも印字できるものはあるのか。
このサービスを展開する「株式会社ありがとう」なるある意味、名刺いらず? な会社にお話を伺ってみた。
すると、このサービスを開始したのは昨年12月とのこと。最初はお祝いごとのお赤飯を炊くときに使う小豆に、「祝」や「感謝」などの文字を印字することからはじまったのだそう。なんと、穀類に印字する技術で特許まで取っているというから驚きです!
米や豆、うどんやパスタなどの乾麺などにも刻印可能ということで、ノベルティやお中元、お歳暮などにもイイかもしれませんね。


ちなみに、『タベルメ』が実際にビジネスシーンで需要があるのかどうかについてだが、今のところ企業からのオーダーというよりは個人でメッセージ入りの落花生を注文する人が多いとか。使うシーンも日常の中というより、お誕生日や結婚記念、出産祝いなど人生の節目に……という使い方が多いらしい。
たとえば、結婚式の当事者である新郎新婦が「ありがとう」というメッセージ入りの落花生をつくって参列者に配る、という具合。結婚祝いの場合は、落花生に金と銀のコーティングを施し、その上に印字することで華やかなおめでたいムードを演出してくれるという。うーん、豆だけに「これから、幸せの種を2人で育てていく」みたいな意味を持たせることもでき、イイかも。

他には、居酒屋などが店名を印字して箸置きとして使う……等の例もあるらしい。

もし、日常的にビジネスシーンで使うとしたら落花生に社訓などを印字しておいて、会社の休憩室や応接室などに無料のコーヒーなんかと一緒に置いておき、社員や来訪者は食べ放題にするとか……どうでしょう? もしくは「売り上げ◯◯達成!」などの目標を毎月印字し、月ごとに変えるようにするとか。

ともあれ、最近はビジネス名刺のほかに、携帯番号や趣味のホームページアドレスのみをのせたプライベートな名刺をつくっている人も多いかと思う。合コンなどでは確実にウケそうなこの落花生名刺、お値段もそこそこ手ごろなので個人ユースでも選択肢のひとつとしていかがでしょう?
(野崎 泉)

(株)ありがとうHP