「エアコン壊れて最悪でさぁ〜、電気屋でみてもらったら『熱くなりすぎて焼き切れた』っていわれたんだけど、ホント死にますよ、金魚だって煮魚になりますよ」
友人(女)からの怒り爆発の電話がきたかと思ったら、別の知人や友人、親類などからも、「エアコン壊れた」の知らせが、立て続けにきた。
毎日毎日、がんばって働いてくれてるエアコン。
こう暑いと、持てる限りの力を出し尽くし、限界ギリギリを超え、殉職してしまうのだろうか。
「エアコンが働くのは外気(室外機周囲温度)が42度くらいまでしか想定されてないらしい。それ以上になると、もう冷やせなくなるらしいよ」そんな話(噂?)も聞いた。
本当か? そもそも家庭用エアコンの温度設定の「上限」「下限」はどれくらいなのか。
家電量販店で設定温度を確認してみると、私が見た限り、
・16℃〜30℃ 三菱、サンヨー、日立
・17℃〜30℃ 東芝
・18℃〜30℃ 富士通
・18℃〜32℃ シャープ
という感じだった。
メーカーによって若干の違いはあるけれど、意外と幅が狭い……。これはなぜなの? 冷房コーナー担当者に聞いてみると、
「なぜかというと、それぐらいが限界だからですよ」とキッパリ。
それより暑くOR寒くはできないもの?
「実際には16℃に設定しておいて、14℃ぐらいまで下がることもありますが、やはり上限も下限もこのくらいですね。温度設定というのは、実は『室温』ではないんですよ。では何かというと、壁や反射なども含めた相対的な温度、体感温度とでもいいますか」
部屋の温度を下げるためには、室外機から熱を放出しなければいけないのだが、暑くなりすぎると、モーターが保護状態になったりして、熱を外に出せなくなるのだとか。
じゃ、外気が42度以上になると、もうエアコンは働けないって本当ですか?
「そんな場合もありますね……。ただ、これは建物による限界もあります。たとえば、鉄筋のしっかりした壁のマンションなどは14℃くらいまで下げることができても、建物が古かったり、10年モノなどの古いエアコンになると、なかなか下がらないということもあるんですよ」
実際、今年は、暑すぎてエアコンが壊れたという人が、たくさん店に来ているそうだ。…
