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『サザエさん』は、50年以上前から実写映画化されていた

(上)『サザエさんの赤ちゃん誕生』より。
ヤサ男風のマスオさん、なかなかのイケメンです。
(下)こちらは『福の神サザエさん一家』のワンシーン。留め袖がお似合い

長谷川町子原作の『サザエさん』といえば、現在30代の私にとっては子どもの頃から今までず〜っと毎週日曜夜に放映されているTVアニメのイメージが強い。平屋住宅に黒電話、ちゃぶ台で一家そろっての食事、「タマ」という名前のネコ、ともはや『ちびまる子ちゃん』と並んでノスタルジック昭和ライフを代表する番組といえるかもしれない。

ところで、兵庫県の宝塚市で10月27日〜11月4日まで開催の『弟8回 宝塚映画祭』のラインナップを何気なく見ていたところ、『実写版サザエさん』というのがあってビックリ。ヒロイン・サザエは昭和を代表するスターの江利チエミで、監督は青柳信雄。『サザエさんの赤ちゃん誕生』(1959年)という作品では、タラちゃんの誕生を中心としたストーリーが展開されているようで、うぅ、激しく気になる。
もう1本、『福の神サザエさん一家』(1961年)という作品も上映される予定で、これはマスオの昇進をモチーフにした話のようだ。スチール写真を見る限りでは、髪型もちゃんとサザエさんっぽくて見る前から期待がふくらみます。

宝塚映画祭事務局長でシネマコミュニケーターの高橋さんにお話を伺ってみたところ、この『サザエさんシリーズ』は昭和31年〜昭和36年までに計10本がつくられた人気シリーズで、江利チエミの当たり役ともなったらしい。ということは、現在50代以上のウチの母くらいの世代にとってはサザエさん=江利チエミのイメージが刷り込まれているということ? 
同映画祭では実は昨年も『サザエさんとエプロンおばさん』(1960年)『サザエさんの脱線奥様』(1959年)を上映した経緯があり、コアなファンが宝塚に集っていたそうだ。シリーズの中でも、「宝塚映画」として制作されたものだけにこだわって上映しているのだとか。私も不勉強にして知らなかったのだが、宝塚というのは昔は映画の街で、宝塚映画製作所(現 宝塚映像)において、 かつて数多くの映画が製作されていたのだそう(「東宝」というのは本来、「東京宝塚」という意味なんですって!!)。

ところで、この江利チエミの『サザエさん』以外にも実写作品があるのかを調べてみたところ、私が知らなかっただけで結構実写化されているんですねー。80年代には星野知子が、90年代には浅野温子がフジテレビ系列のTVドラマでそれぞれ『サザエさん』を演じている。浅野温子版では波平→いかりや長介、タイコ→国生さゆり、伊佐坂先生→佐野史郎! だったりと、こちらも見てみたい気が……。

ということで、今回の『宝塚映画祭』。この江利チエミ版サザエさんは版権の問題で今なお、ビデオやDVDにはなっていないそうなので、遠くからでもわざわざ足を運ぶ価値アリのレアな機会といえるのではないでしょうか? 会場では、公開当時の珍しいポスターなどマニア垂涎のお宝展示なども行われるそう。全国のサザエさんファンは、このチャンスをぜひお見逃しなく。
(野崎 泉)

宝塚映画祭HP 「シネマ」のページ

2007年10月27日 00時00分

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